> >

そもそも色素沈着って何?肝斑・シミ・ソバカスの原因と治療法



シートパック
 
色素沈着とはどのようなものをさすのでしょうか。またシミとはどのような違いがあるのか、疑問に思う方もいるでしょう。ここではそのような疑問を持つ方のために色素沈着とはどのようなものか、また引き起こしてしまう原因やその治療法をまとめてみました。


スポンサードリンク



 

色素沈着って何?

色素沈着とはシミのことを指します。黒い色をメラニン色素といい基底層にあるメラノサイトによって作られますが、紫外線を浴びたり、強くこすったりして刺激を感じるとメラニンを生成して表皮の細胞を黒くして真皮層が影響を受けないようにガードします。

通常色素沈着はターンオーバーによってはがれおちていきますが、加齢や不規則な生活習慣によって乱れてしまうといつまでも肌に残ってしまいます。また紫外線を浴び続けてしまうとずっとメラニンを生成し続けてしまってより一層黒くし、正常にターンオーバーが行われなくなって色素沈着が消えなくなってしまいます。

他にもターンオーバーの乱れは加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れによって起きてしまいます。色素沈着と言ってもできてしまう原因はさまざまなのですよ。では一般的に色素沈着はどのような理由でできてしまうのでしょうか。代表的な原因とその治療法をまとめてみました。

 

色素沈着ができてしまう原因と治療法

ホルモンバランスの乱れ

女性ホルモンのバランスの乱れでできてしまう色素沈着を「肝斑」と言います。主に頬骨や額・目・口まわりに左右対称に現れ、淡い褐色をしているのが特徴です。ホルモンバランスの乱れだけでなく、ストレス、妊娠やピルの服用などでも悪化し、紫外線の影響でもできやすいと言われています。

●治療法

肝斑はレーザートーニングによる治療を行います。通常のレーザー治療では悪化してしまうおそれがあるので行ってはいけないことになっていますが、トーニング治療ならメラノサイトを刺激せずに徐々に減らしていけます。またケミカルピーリングやハイチオールなどの内服薬、ハイドロキノンなどの外用薬などで効果的に治療を行えますよ。

 

紫外線や加齢

紫外線や加齢によってできてしまう色素沈着を「老人性色素斑」と言い、一般的に「シミ」と呼ばれるものをさします。顏・手の甲・腕などに現れ、薄茶色をしているのが特徴です。紫外線の影響によるものは他にも「肝斑」や「雀卵斑」もあるので色素沈着を防ぐのなら全般的に紫外線対策が必要になります。

●治療法

老人性色素斑の治療はレーザー治療が一般的です。メラニンを多く含んでいる細胞を破壊してはがれおち色素沈着を治療します。もしダウンタイムが難しい場合はフォトフェイス治療やケミカルピーリングも行えますよ。またシミを漂白するハイドロキノンやメラニン排出を助けるレチノイン酸クリームなどの外用薬やなどと併用して作用を高めていきます。

 

ニキビ・虫刺され・傷などの炎症

ニキビ・虫刺され・湿疹・傷……など炎症の後にできてしまう色素沈着を炎症性色素沈着と言い、茶色をしているのが特徴です。虫刺されや転んでできてしまった傷は時間の経過とともになくなっていきますが、ニキビやアトピー性皮膚炎のような繰り返す症状の場合は徐々に色素が蓄積されて残ってしまうおそれがあります。

●治療法

炎症性色素沈着の治療は基本的には行いません。ターンオーバーとともに改善されていくので保湿を日常的に行っていれば自然にシミははがれ落ちていきます。レーザーやフラッシュの治療を行うと逆に炎症を招いてしまうので刺激を避けるようにするのが得策でしょう。

もし積極的に治療したいのならハイドロキノンなどの外用薬や内服薬で治療を行います。ただ肝斑治療で用いるレーザートーニングなら刺激せずに治療を行えるので最終手段として用いてもいいでしょう。医師に相談しつつ行ってくださいね。

 

遺伝によるもの

遺伝によってできてしまう色素沈着を「雀卵斑」と言い、一般的に「そばかす」と呼ばれるものをさします。小さく茶褐色をしていて鼻周辺・頬へ左右対称にできやすいのが特徴でしょう。他にも手・肩・首・背中や胸元などにも現れてきます。雀卵斑は紫外線の影響でもできやすいので注意しましょう。

●治療法

一度に広範囲を治療できるレーザートーニングなどの治療を行ったあとでレーザー治療を行っていきます。またダウンタイムのないフラッシュでの治療やイオン導入、ケミカルピーリング、トラネキサム酸などの内服液や外用薬を選択して行ったり、いくつかの施術を組み合わせたりして治療を行う場合もあります。ベストな方法を医師と相談して決めましょう。

 
黒く残ってしまう色素沈着は傷や紫外線の影響だけでなく、ホルモンバランスやストレス、遺伝なども影響しています。またシミができてしまう原因によって治療法が変わってくるのでしっかり見極める必要がありますね。間違った方法はひどくしてしまうおそれがあるので注意が必要です。素人が見ても見分けがつかないので、もし本格的に治療を行うのならクリニックでの治療をおすすめしますよ。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ:
この記事は当ブログのライター「ゆっち」が書きました。

Comments are closed.