朗報！ニキビ跡のシミを改善するハイドロキノンの使い方

痛みや膿を伴うニキビを何度も繰り返していたり、ニキビを早く治そうと爪で潰していると、やがて肌はニキビ跡となり赤や茶色の色素沈着を起こします。
そんなシミのようになってしまったニキビ跡が気になる肌は、ニキビ肌用のスキンケアだけではなかなか改善するのが難しく、また、肌の潤いのバランスが崩れていて、ニキビができやすい状態が続いている場合も多いものです。

 
そんな気になるニキビ跡のシミを改善するためには、美白をするのが効果的です。
ビタミンC誘導体やプラセンタ、トラネキサム酸にアルブチンと、美白効果のある成分はたくさんありますが、中でも肌の漂白剤として抜群の美白効果を持つハイドロキノンは、ニキビ跡のシミ改善にも優れた効果を発揮するお勧めの成分です。
その理由をハイドロキノンの持つ美白効果の特徴を踏まえて、ご説明していきたいと思います。

ハイドロキノンはメラニン色素を減少させる

ニキビ跡のシミができるのは、痛みを伴う赤ニキビや黄色ニキビを繰り返したり、ニキビの膿を出そうと何度も潰したりしているうちに、繰り返される炎症によって毛細血管が内出血することが原因です。
最初は赤っぽいニキビ跡ができますが、次第に炎症のある部分を紫外線などから守ろうと肌の防衛本能が働き、メラニン色素が増殖して茶色っぽいニキビ跡のシミへと変化していきます。
このような状態になってしまったニキビ跡はシミと同じ状態なので、ニキビを繰り返さないスキンケアを心がけると同時に、増殖してしまったメラニン色素に働きかけるケアも必要です。

 
肌の漂白剤ことハイドロキノンは、2001年に化粧品への使用が緩和された比較的新しい成分ですが、メラニン色素の生成を抑制してスキンケア効果を発揮する、従来の美白成分であるアルブチンやビタミンC誘導体と異なり、メラニン色素自体を減少させて美白効果を発揮する即効性の高い成分です。

 
真皮まで達してしまったシミにはなかなか効果を発揮しづらいと言われるハイドロキノンですが、表皮の炎症による色素沈着であるニキビ跡のシミには、とても高い美白効果を発揮します。
ハイドロキノン配合の化粧品は、美容クリニックや皮膚科だけでなく、市販の化粧品としてもたくさんの種類が販売されているので、続けやすく自分に合ったものを選び、ニキビ跡のシミを効率よく改善していきましょう。

ハイドロキノンでニキビ跡をケアするためには紫外線対策が必須

ハイドロキノン配合の化粧品でニキビ跡のシミを改善するスキンケアを始めたら、必ずしなければならないのが紫外線対策です。
紫外線は真夏など、暑い季節だけ気をつければ良いイメージですが、実は春先から真夏とほぼ同じ量の紫外線が降り注いでいるなど、一年中気をつけなければいけないのが実情です。
ハイドロキノンは空気に触れるととても酸化しやすい上に、紫外線から肌を守っているメラニン色素を減少させる働きをするので、ハイドロキノン配合の化粧品をつけたまま紫外線対策をせずに紫外線を浴びると、逆にシミやシワの原因になってしまいます。

 
そのため、ハイドロキノン配合の化粧品でニキビ跡のシミを改善するためには、紫外線をカットする日焼け止めをつけることが必須です。
紫外線対策の商品にはその商品の紫外線カット効果を表す、SPF値とPA値が表示されていますが、だいたいデイリーに使う商品として販売されている、SPF20前後のものを使用すれば大丈夫だと言われています。
ただし、長時間屋外で過ごす場合は、3、4時間毎に塗り直すことを忘れないようにしましょう。

ハイドロキノンの効果を高めるために保湿ケアも併せて行う

ハイドロキノンでニキビ跡のシミを改善するためには、紫外線対策の他に保湿ケアも必要です。
ニキビ跡が気になる肌は、同時にニキビができている場合が多いものです。
ニキビを繰り返す、肌の潤いが不足した状態でハイドロキノン配合の化粧品を使用しても、潤い不足の肌はターンオーバーが乱れているので、なかなか思ったような美白効果を実感しづらいものです。

 
まずは毎日のベースメイクやクレンジングをニキビ肌に負担の少ない、皮膚呼吸を妨げない優しい成分のものに変え、ヒアルロン酸やセラミドなど保湿成分が配合された化粧水や美容液、クリームなどをたっぷり使用して、しっかり肌の潤いを補給していきましょう。
その上でハイドロキノン配合の化粧品を使用すれば、肌は潤いを保持しながら正常なターンオーバーに近づくことができるので、美白効果もスムーズに実感することができるようになります。

 
ヒアルロン酸やセラミド以外にも、ターンオーバーをより正常に整え、肌本来の保湿成分であるコラーゲンの生成能力を高める効果のあるレチノールやビタミンC誘導体を併せて美容液などで取り入れると、さらに効果的です。
ハイドロキノンの高い美白効果で、気になるニキビ跡のシミを一日も早く改善するためにも、保湿ケアも一緒に行ってニキビのできにくい肌を目指していきましょう。

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