エクオールをサプリメントで摂取する方法と摂取量

女性のキレイや健康の維持に欠かせない女性ホルモンはエストロゲンです。
多く分泌する時期も生理後から排卵日までの約2週間と限られるだけでなく、生涯で分泌される量はスプーン1杯程度とほんの僅かですが、その効果は美肌からダイエット、健康維持に至るまで多岐に渡ります。
エクオールはそんな女性の体にとってとても大切なエストロゲンの量を調整するのに速やかに働く成分で、エクオール産生菌と言われる腸内細菌によって生成されます。
では、そんな魅力的なエクオールを毎日摂取するためには、どのような方法が一番良いのでしょうか？一日に取るべき摂取量と併せて、ご説明していきたいと思います。

エクオールを作るには、大豆イソフラボンの摂取が必要

体内でエクオールを生成するためには、ダイゼイン(大豆イソフラボンに含まれる成分)と、エクオールを作るためのエクオール産生菌と言われる腸内細菌が必要です。
ダイゼインは、普通に大豆製品を摂取しているだけで無理なく摂取することができますが、エクオールを作る腸内細菌は、日本人の場合約半数しか持っていない上に、食生活が欧米化した若い世代ではさらに少ないと言われています。

 
そのため、エクオールを作る腸内細菌を予め持っている人は、大豆製品を食べるだけで大丈夫でも、持っていない人はいくら頑張って大豆製品を食べても、エクオールは作れないということになります。
自分の体内にエクオール産生菌があるかどうかは、医療機関などで検査をしてもらわないと知ることはできません。

 
勿論、大豆イソフラボンを多く含む大豆製品は、高タンパク低脂肪で体にも良いので、エクオールを作る腸内細菌が無くても積極的に取り入れていきたい食材ですが、エクオールのように副作用も少なくエストロゲンの増減に直接作用するような効果は期待が難しいものです。
このことからも、大豆製品からダイゼインを摂取することは大切ですが、できればサプリメントも併用して、体内にエクオールを取り入れることが一番間違いない摂取方法です。

一番手軽で続けやすいサプリメント

エクオールを継続的に摂取するのに最もお勧めの方法が、サプリメントから摂取する方法です。
エクオールのサプリメントは、ビタミンやカルシウムなどたくさん種類があるものに比べると、数も少なく耳慣れない人も多いかもしれませんが、意外と大きなドラッグストアなどで、バストアップサプリメントや大豆イソフラボンのサプリメントなどと一緒に並んでいることが多いようです。
入手しやすいところでは、更年期障害を緩和する薬として有名な、小林製薬の命の母シリーズの「発酵大豆イソフラボン エクオール」です。

 
価格も2,700円（税込）とお手軽な上に、1日に1粒で済むのも続けやすくメリットです。
また、エクオールはネット通販などで購入できるものも多く、大塚製薬の「エクエル」は、エクオールの一日の摂取量の目安である10ｍｇが配合されているだけでなく、28日分で4320円（税込）と比較的手ごろな値段で、定期購入での割引や特典もあるとても続けやすい商品です。
ただし、どのようなサプリメントにも言えることですが、エクオールも必ず一日の摂取量を厳守し、安全かつ安心して続けていくことが大切です。

 
エクオールは女性ホルモンの一種である、エストロゲンに直接作用する成分です。
妊娠中、授乳中の人や、婦人科でホルモン治療を受けている人、乳腺や婦人系の疾患のある人は、サプリメントを飲み始める前に必ず、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
筆者もエクオールを初めて見つけた時は、とても魅力的で美容のためにも是非飲みたいと思いましたが、ごく一般的で自覚症状も無い婦人系疾患があるため、医師からサプリメントを飲むことを止めるように言われた経験があります。

 
たかがサプリメントですが、されどサプリメントです。
自覚症状も無く、定期健康診断などで様子見の婦人科疾患であっても、決して自己判断でサプリメントを始めず、必ず医師や薬剤師に確認してから摂取し始めるように心がけましょう。

摂取量は必ず厳守してエクオールの効果を活かす

エクオールの原料とも言える大豆イソフラボンには、一日の摂取量は75ｍｇ（サプリメントでは30ｍｇまで）という目安がありますが、エクオールにも1日あたり10ｍｇという摂取量の目安があります。
この摂取量を目安として厳守することは大切ですが、摂取量に不足しているからと言って、エクオール配合のサプリメントを自己判断で余分に摂取するのは避けなければいけません。

 
また、エクオールのサプリメントには一緒に大豆イソフラボンが配合されているものもあるので、他に大豆イソフラボンのサプリメントを摂取している場合は、大豆イソフラボンの摂取量にも気を付けることが必要です。
エクオールのサプリメントを摂取するタイミングとしては、空腹時が最も吸収率が高いので、朝起きてすぐや、寝る前、仕事の気分転換に何か飲みたい時などに、摂取することをお勧めします。

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