FAQ：アロエステロールの効果・効能を引き出すための摂取方法

 
アンチエイジングから肌の保湿、ダイエットに生活習慣病を予防する優れた健康効果など、様々な嬉しい効果がたくさんあるアロエステロールは、古来より馴染みの深いアロエの葉肉ことアロエベラから生成された成分なので、副作用もなく、とても安心して摂取できる成分だと言われています。

 
しかしどんなに安全で昔から食べられている成分でも、過度に摂取し過ぎてしまうのは避けるべきです。
では、アロエステロールは一日にどれほどの量を摂取すればいいのでしょうか？
摂取する際の注意点を含めて、ご説明していきたいと思います。

 

アロエステロールの一日の摂取量は？

アロエステロールは、アロエの葉肉に含まれているゲル状のアロエベラから生成された、植物ステロールの総称です。
そのため、古来から万能薬として使用されてきたアロエが原料なので、基本的には副作用も無い安全な成分だと言われています。

しかしいくら体に良い成分でも、やみくもにたくさん食べれば効果がアップするというものではありません。
アロエステロールの商品を長年研究している森永によると、1日あたり40μｇのアロエステロールを摂取すれば、十分に美容や健康効果が実感できるとされています。
市販されているアロエステロール配合のヨーグルトやドリンクには、約40μｇのアロエステロールが配合されているので、一日一個摂取することで十分にアロエステロールの効果が実感できます。

体に良い効果がいっぱいで副作用のない食品と言うと、一食をアロエステロール配合の食品に置き換えて、多量に摂取して即効性を期待する人もいるかもしれませんが、このような成分は、一度に大量に摂取するよりも、毎日コツコツ摂取していくことが大切です。

日頃からバランスの良い食事や適度な運動を心がけた上で、アロエステロールを毎日摂取して、その美容効果や健康効果をしっかり活かしていきましょう。

 

アロエステロールは妊娠中や授乳中でも飲める？

アロエステロールは基本的には、妊娠中でも授乳中でも摂取することができる安全な成分です。
そのため、メーカーが推奨している1日1個のアロエステロール配合の食品を摂取している分には、それほど心配することは無いようです。
ただし、このような時期は体もとてもデリケートなので、摂取する際にいくつか予め注意すべきことがあります。

妊娠中

まず、妊娠中は乳製品の加工食品の過剰摂取に注意する必要があります。
理由は乳製品には糖分が配合されているものが多く、糖分の過剰摂取は血流が悪くなり、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病のリスクが高くなってしまうことです。
これらの病気を発症すると、最悪お腹の赤ちゃんにも悪影響を及ぼしてしまいます。

また、乳製品には動物性のビタミンＡであるレチノールが含まれています。
常識の範囲の量を摂取する分には問題ありませんが、早く美容や健康効果を実感したいがために、極端な過剰摂取を続けると、体内に蓄積され、赤ちゃんの発育に影響が出る可能性があると言われています。

とは言え、一日に2個や3個のヨーグルトや、数本のヨーグルトドリンクを摂取する分には問題はなく、毎食アロエステロール配合の乳製品ばかり大量に摂取していたり、牛乳を水代わりに毎日飲み続けているような場合にのみ心配しなければならないことなので、このような極端な摂取方法をしなければ大丈夫です。

アロエステロール配合の食品は、あくまで健康や美容をサポートするものとして捉え、これを極端にたくさん取ることで、妊娠中のホルモンバランスの乱れによる肌あれを改善しようとしたり、授乳中のダイエット効果を上げようと無理な摂取をすることは絶対に避けましょう。

授乳中

また、授乳中も乳製品を多量に摂取すると、母乳の分泌が活発になりすぎて乳腺炎になったり、母乳の脂肪分が高くなって赤ちゃんのお腹では消化が難しくなり、下痢や便秘の原因になる場合や、乳脂肪分を過剰に摂取することから、赤ちゃんの脂漏性湿疹の原因にもなると言われています。

ヨーグルトやヨーグルトドリンクを適宜飲んでいる分には問題はありませんが、妊娠中と同じく、授乳中は産後で体が疲れている上に、不眠不休の赤ちゃんのお世話で体調を崩したり、ホルモンの急激な変化による肌荒れや頭髪のトラブルも多いものです。

これらの症状を改善しようと、アロエステロール配合のヨーグルトやヨーグルトドリンクを適宜摂取していくことはとても良いことですが、早く症状を改善しようと、極端な摂取の仕方をすると、このような思わぬ弊害がある場合も考えられるので、注意しましょう。

 
アロエステロール配合の商品には、ヨーグルトやヨーグルトドリンク以外にも、乳製品を含まないスティックタイプのアロエゼリーも販売されています。
妊娠中、授乳中のデリケートな体だからこそ、自分に合ったアロエステロール配合の食品を適度に摂取して、バランスの良い食生活と併用しながら、上手に肌や体調の管理をしていくことをお勧めします。

 

アロエステロールはアトピー症状を緩和する？

カサカサした極度の乾燥や痒みを伴うアトピー性皮膚炎は、とても辛いものですし、できればステロイドなどの強い薬だけではなく、食品で症状を抑えることができれば理想です。

アロエステロールは、アトピー性皮膚炎の薬ではありませんが、摂取し続けることで得られるいくつかの効果は、アトピー性皮膚炎の症状を緩和することに繋がります。
例えば、アロエステロールを摂取すると、肌の繊維芽細胞に働きかけて、ヒアルロン酸やコラーゲンなど、肌が本来持つ保湿成分の生成を促進することができます。

肌の保湿力が体の内側から高まるということは、乾燥が辛いアトピー性皮膚炎の肌の保湿の補助として、辛い乾燥を和らげる効果が期待できます。
また、肌の潤いがアップすれば、ターンオーバーのサイクルも整いやすくなるので、肌トラブルの改善や、軽減する効果も実感することができます。

ただし、アロエステロールを摂取したからと言って、アトピーが完治するというものではないので、あくまでいつものスキンケアや治療を続けながら、プラスαのアイテムとして取り入れていくことをお勧めします。

 

アロエステロールは肌トラブルに効果を発揮する？

誰でも多少の肌トラブルはあるものですが、何もつけないと乾燥して痛みを伴うような極度の乾燥肌や、市販の化粧品がことごとく合わない敏感な混合肌の場合も、スキンケアと併用してアロエステロールを摂取すると、優れた効果を発揮します。

まず、極度の乾燥肌や敏感な混合肌は、肌の生まれ変わりのサイクルであるターンオーバーの周期が乱れがちな場合が殆どです。
ターンオーバーを正常なサイクルに整えるためには、肌本来の保湿成分であるヒアルロン酸やコラーゲンが欠かせません。
肌の繊維芽細胞に働きかけて、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促進する効果のあるアロエステロールを摂取することで、不足しがちな肌の水分保持力を取り戻し、正常なサイクルのターンオーバーへと導くことができます。

また、知らず知らず浴び続けている紫外線のダメージを軽減する効果もあるので、市販の日焼け止めを塗るのが辛い肌の状態の場合でも、アロエステロールを摂取して、アームカバーや日傘、ＵＶカット衣料を併用することで、肌に過度な負担をかけることなく紫外線対策をすることもできます。

極度の乾燥肌や敏感な混合肌を改善するためには、アロエステロールだけ一生懸命摂取してもなかなか効果を実感することは難しいものです。自分に合った肌に負担の少ない化粧品やシャンプー、ボディーソープを使用するとともに、規則正しい生活習慣やバランスの良い食事を心がけながら、焦らず気長に改善していきましょう。

 

通院中、投薬治療中に摂取しても大丈夫？

アロエステロールは基本的には副作用がない安全性の高い成分です。
このことから、体調がゆらぎがちでデリケートな授乳中や妊娠中の女性でも安心して摂取することができます。

ただし、医師の治療を受けていたり、医師から処方された薬を飲んでいる場合は、安全に万全を期すためにも、念のため一度医師に相談してから摂取することをお勧めします。
中にはアロエステロールは大丈夫でも、それ以外に配合されている成分が合わなかったり、摂取してはいけない場合も稀にあるかもしれません。

とは言え、多くの人にとっては有益でこそあれ、問題になるような成分ではないので、医師から許可が出たら、安心して毎日摂取し続けていきましょう。

また、胃腸があまり丈夫でない人の場合は、夜遅くアロエステロールを摂取すると胃にもたれたり、アロエステロールを摂取する際に同時に他の乳製品を摂取したりすると、お腹が緩くなる人もいるかもしれません。自分の日頃の体調を考えながら摂取するタイミングを決めましょう。

 

アロエステロールの効果を最も活かす摂取の仕方

せっかくアロエステロールを摂取するからには、その効果を最大限に活かしていきたいものです。
基本的には一日のいつ飲んでも効果を発揮することができる成分ですが、その効果を十分に実感するためには、とにかく毎日続けて摂取することが大切です。

アロエステロール配合の食品には、食べるタイプのヨーグルトや飲むヨーグルトの他にも、スティックゼリーになったものもあります。
自分が続けやすく、入手しやすいものを選び、根気よくまずは二週間続けてみましょう。

いつ摂取しても効果が得られることから、摂取するタイミングは自分が取り忘れないタイミングがベストです。
例えば毎日朝食時に摂取するとか、帰宅後の自分にご褒美として摂取するなど、楽しく食べることができるタイミングだと忘れることも少なくて済みます。

また、せっかくアロエステロールを摂取するからには、毎日の食生活のバランスや、睡眠時間、運動不足の解消などの生活習慣も一緒に見直して、美肌や健康を意識していくとさらに効果的です。

美肌にアンチエイジング、ダイエット、生活習慣病の予防にと優れた効果がいっぱいで副作用もないアロエステロールを毎日の食生活に取り入れて、生き生きとした美しい自分を実現していきましょう。