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アブラっぽいのに乾燥肌?インナードライ肌の特徴と対策を解説



乾燥肌

皮脂でベタベタした肌は、メイクも崩れやすいし、すぐにテカるのが悩みの種です。そのため、脂取り紙を毎日何枚も使っていたり、メイクを崩れにくくするパウダーや皮脂に強いベースメイクを選んだりなど、様々な努力をしている人も少なくないことと思います。
しかしそんな皮脂に悩む肌が、実は乾燥肌だとしたらどうでしょう。
筆者も昔、過剰な皮脂分泌で悩み肌チェックをしてもらったら、水分が通常の人の半分以下という結果がとても衝撃的だった記憶があります。
このような過剰な皮脂分泌があるのに、内側は乾燥している肌をインナードライ肌と言います。
一見、脂性肌に見えて、実は乾燥しているインナードライ肌についてご説明していきます。

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過剰な皮脂分泌は肌が少ない潤いを守るための防衛反応

表面に過剰な皮脂分泌がある肌は一見全て、脂性肌と思われがちです。実際、10代などの若い人に多い脂性肌は、肌の内側の潤いもたっぷりあるので、皮脂を取り除いたり、皮脂のバランスを整えるケアをすれば改善できます。
しかし表面は脂性肌に見えても、内側の角質層の水分量が著しく少ないインナードライ肌は、脂性肌とは異なります。

 
皮脂は天然の保湿クリームの役割を果たすことから、肌の表面にたっぷり皮脂があれば、潤いをしっかり保持することができると思われがちですが、インナードライ肌の過剰な皮脂分泌は、肌が少ない角質層の潤いを守ろうと、必死に分泌している防衛反応のようなものなのです。
そのためいくら脂性肌同様、皮脂対策をしても、根本の角質層の潤いがアップしなければ、いつまでも皮脂の分泌が減ることはありません。
自分が脂性肌かインナードライ肌か見分ける方法は、洗顔後の肌の状態で分かります。

 
洗顔後、肌を数分何もつけずに放置してみると、脂性肌は平気ですが、インナードライ肌は肌の内側が乾燥してくるのが実感できます。
また、脂性肌はオフィスや店舗の空調でも乾燥を感じることは少ないですが、インナードライ肌はすぐに肌の内側が乾燥してしまい、小鼻の横や目元に乾燥じわが気になる人もいるようです。

 
●肌質はどこでわかるの?
自分がインナードライ肌かどうか正確に知りたい場合は、化粧品メーカーのカウンターなどで、肌の水分量と皮脂量をチェックしてもらうと一目瞭然です。

 

 

皮脂を取り除くだけでは改善しないインナードライ肌

では、そんなインナードライ肌を改善するためにはどうしたらいいのでしょうか。
脂性肌なら皮脂をコントロールする化粧品を使用したり、皮脂分泌のバランスを整えるビタミンB群の摂取を意識した食生活をすればある程度改善していくことができますが、インナードライ肌は皮脂を取り除いたり、バランスを整える食事をするだけではなかなか改善し辛いものです。

 
また、脂性肌もインナードライ肌も、過剰な皮脂分泌が原因でニキビや毛穴の黒ずみが気になりやすい肌ですが、ニキビや毛穴の黒ずみ対策で皮脂を取り過ぎてしまったり、肌を乾燥させるようなスキンケアを行うと、インナードライ肌の場合は余計に皮脂の分泌が活発になり、逆効果になる可能性もあるので注意が必要です。
ニキビも毛穴の黒ずみも気になるのに、肌の内側は乾燥して辛い。そんなインナードライ肌は、ともすれば敏感な状態へとゆらぎがちになり、年齢を重ねる程、様々な肌トラブルの原因にもなりやすい厄介な状態です。

 
20代以降の人で、皮脂の過剰な分泌が気になる場合は、脂性肌と決めつけてお手入れすることなく、本当はインナードライ肌では?と一度自分の肌としっかり向き合って、スキンケアアイテムを選ぶことをお勧めします。

 

 

インナードライ肌対策。水分補給で内側から改善する

インナードライ肌に、まず一番大切なスキンケアは保湿です。水分補給をする化粧水や美容液は、ヒアルロン酸やセラミドが配合された、保湿効果が持続する高保湿タイプのものを選ぶことがお勧めですし、保湿の蓋もニキビに負担にならない物の中で保湿力の高いものを選ぶことがポイントです。

 
皮脂でベタベタなのに、こんなにしっとりした化粧品を使用したら余計にニキビが悪化するのでは?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
肌に毎日しっかり水分補給をして、それを逃がさない保湿の蓋である乳液や植物オイル、クリームなどをきちんと使用することで、次第に肌の保湿力が回復し、角質層が潤うと同時に悩みの種だった過剰な皮脂分泌も治まっていきます。

 
また、化粧品の成分が刺激でインナードライ肌になっている場合は、ノンシリコンや合成界面活性剤の配合の少ないスキンケアアイテムを選ぶことも大切です。
特にクレンジングオイルを始めとするクレンジング剤は、敏感に傾きがちなインナードライ肌の刺激になりやすいので避け、できれば洗顔料や石鹸のみで落とせるメイクを普段使いにすることをお勧めします。

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