リンスインシャンプーについて改めて考えてみる

みなさんはリンスインシャンプーってお使いになったこと、ありますか？
わたしはあります。
使用する頻度はかなり低いのですけど、家族がクラシエから出ている「海のうるおい藻リンスインシャンプー」を気に入っていて、常に浴室に置いてあるんです。

普段は別のブランドを使っているわたしですが、できるだけ手短に入浴を済ませたいときや何となく面倒なときなどにリンスインシャンプーのボトルが目に入ると、ついついそれを使ってしまいます。もしかしたら髪や頭皮にはあまり良くないんじゃないかと思いながら……。

リンスインシャンプーの歴史は長い

リンスインシャンプーが登場したのは、今から20年以上前にまで遡ります。「ちゃん・リン・シャン」なんていうインパクトのあるキャッチフレーズが登場したり、「朝シャン」なんていう新しい習慣が話題になったりと、当時まさに大ブレイクした商品だといえるでしょう。

その頃に比べれば、リンスインシャンプーの今は、ちょっと存在感が薄くなっていて、製品の数だって確実に減っているのではないかと思います。

でも、ライオンの「ソフトインワン」は未だにどのドラッグストアに行っても見かけるし、シーブリーズやメリットのような定番ブランドでもリンスインシャンプーが展開されています。そう考えると、リンスインシャンプーってなかなか根強いファンを獲得しているんだなと実感します。

海のうるおい藻リンスインシャンプー

「海のうるおい藻」は11種類の海藻成分と海洋深層水を配合したシリーズ。うるおい成分として海洋性コラーゲン、キューティクル保護成分として真珠タンパクエキスが配合されています。

海のうるおい藻にはリンスインシャンプーの他に、通常のシャンプーやコンディショナーもあります。またリンスインシャンプーにも2つのタイプのものがあり、ノーマルな製品のほか、男性をターゲットにしたメントール入りの「地肌爽快リンスインシャンプー」があります。

ちなみにうちで使っているのはノーマルタイプの方。数年にわたってリピートしているのですが、特に、

・泡切れが良い
・洗い上がりがサラサラしている
・香りがくどくない
・安価

……などという点が気に入って家族は愛用しているようです。毛先にややダメージのあるわたしとしては、髪の毛が広がって纏まらなくなるのが少々気になりますが、それでもお値段や使い勝手に十分なメリットが感じられる商品なのかなと思っています。

リンスインシャンプーのメリット

リンスインシャンプーの一般的なメリットとしては、次のようなものが挙げられるでしょう。

・洗髪が非常にスピーディーに終わる
・一品だけで良いので持ち運ぶ際に嵩張らない
・経済的
・洗髪する際に使用する水の量が少なくて済む
・流す汚水が少なくて済むのでエコの面ですぐれる

この中でも洗髪の時短という点は、リンスインシャンプーのとても大きなメリットだと言えるでしょう。

リンスインシャンプーのデメリット

リンスインシャンプーのシャンプー成分とリンス成分の間には相反する面があります。リンス成分がしっかり髪に残るのならシャンプーの洗浄力が十分でない可能性がありますし、逆にシャンプーの持つ洗浄力が強ければリンス成分が髪に残らない可能性があるというわけです。

シャンプーの洗浄力が弱ければ、毛髪だけではなく頭皮や毛穴の皮脂汚れが落ちないということになり、それが抜け毛や頭皮のトラブル、ニオイなどの原因にもなりかねません。またリンス成分が髪に残らなければ髪がパサついたり傷みが目立つ要因となってしまいます。

リンスインシャンプーの洗い流しはしっかりと！が基本

一番良くないのは、リンス成分を髪に残したいという思いから、リンスインシャンプーのすすぎが不十分になってしまうということ。

リンスインシャンプーの中にはアレルギーを引き起こしかねない成分が含まれていることも多く、本来残るべきではない成分が髪や頭皮に残留してしまうのは非常に問題があるのです。
リンスインシャンプーはしっかりとすすぎ、リンスのチカラがもう少し欲しいという場合には、洗い流さないトリートメントを使用するなど、別のもので補うことを考えるのが正解でしょう。

この他、リンスインシャンプーは製品自体が少なく、選択肢の幅が狭いという難点もあります。

賢く使えばとても便利なリンスインシャンプー

リンスインシャンプーが登場したばかりのころは、シャンプー効果とリンス効果とのバランスがあまり良くない製品もよく見かけられたようですが、最近のリンスインシャンプーは改良に改良が重ねられ、かなり「使える」ものに進化してきています。配合成分もなかなかにリッチで仕上がりが良く、コストパフォーマンスも悪くはありません。

髪や頭皮のことを考えると、やはりシャンプーでしっかり汚れを落としてからリンスをするというのが基本ではありますが、急いでいる時などのお助けアイテムとしてお気に入りのブランドのものを一本持っていると、何かと便利なのではないでしょうか。

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