韓国でオールインワンコスメがヒットしない理由
韓国コスメが日本で慣れ親しまれるようになってきましたが、日本で生まれるコスメとの違いで気になることがあります。
韓国生まれのBBクリームは、ベースメイクが1つで出来るオールインワンタイプの化粧下地です。
オールインワンコスメが韓国で流行らない理由は2つ
それなのに韓国コスメでは基本のスキンケアのオールインワンコスメが少ないのです。
日本では化粧水、美容液、乳液、クリームなどの基本のお手入れがワンステップで完了するオールインワン化粧品が大ヒット中です。
大手コスメメーカーからも続々とオールインワンタイプの化粧品が発売されています。
美容大国とか美容先進国とか呼ばれている韓国ですからさぞかし機能の高いオールインワン化粧品が揃っているのかと思えば、
そうでもないのですね。
全く無いわけではありませんが主力はやはり基本的なお手入れのプロセスを重ねる基礎化粧品が多いようです。
その理由として考えられることは2つあります。
美容にかける時間の長さが違う
1つは韓国の女性が美容にかける時間や費用を惜しみたくないという意識からくるもの。
日本でオールインワンがこれほど大流行している理由はスキンケアにかかる手間と費用が節約できるからです。
忙しい女性にはとにかく手間のかからないお手入れが支持されています。
そして長く続く日本経済の低迷で不景気から節約ムードが高まり、基礎化粧品にかかる費用を抑えるものが選ばれています。
ただ、これほど流行しているオールインワンタイプの化粧品ですが賛否両論に分かれているのも事実です。
保湿力が持続できないことや浸透性が悪いことなど、オールインワン化粧品のデメリットもあるのです。
便利そうだからと一度は使ってみたけれど、結局使い続けられなかった人もかなり多くいるようです。
韓国コスメでオールインワン化粧品が少ないのはそんなことに理由があるのではないでしょうか。
オールインワンコスメは韓国の風土に合わない?
そしてもう1つは韓国の気候にも関係していると思われます。
手軽なお手入れよりもしっかり手間暇かけることを大切にしたいという考え方の違いもありますし、日本よりも空気が乾燥する季節が多いことから保湿がしっかりできるお手入れじゃないと支持されません。
オールインワン化粧品では厳しい乾燥から肌を守るのは限界があるようです。
オールインワン化粧品のメリットとデメリットを比較してみると肌にことを考えるのなら、手間と費用を抑えられることを優先するのは良くないのかも知れません。
肌が求めていることを優先することが美肌になるために必要ということを韓国コスメから学ばせてもらった気がします。
ただ、オールインワンタイプの化粧品を開発しているメーカーによると、肌のお手入れの度に摩擦する回数が増えることは肌を傷める原因になることから、オールインワン化粧品でお手入れすることは肌を傷めるリスクを軽減することができるとも言われています。
そう言われるとオールインワンの方が肌に良いような気がしてきます。
最終的には自分の肌で選ぶしかないという答えになってしまうのですが、韓国女性の美しい肌を見ていると、正解が見えてくるような気がしてくるのです。