美白化粧品でシミやソバカスは消せる?~美白と漂白との違い
美白とは?そんな大きなテーマの問いかけをすると、多くの女性が的確には回答できないと思います。
それぞれに、思っている美白に違いがあるでしょね。
では、ウィキペディアにはどう書いてあるのか?
美白の定義
「美白とは、色素沈着が少ないより白い肌を目指す、美容上の価値観、またはそのような状態にある肌のことである。」とあります。
色素沈着というのは、メラニン色素によるシミやソバカスなどのこと。
それらが少ない肌を目指すことが、美白の定義ということなのでしょう。
美白について考えると、つい思うのがシミやソバカスを消すことや、日焼けして黒くなった肌を白くすることをイメージします。
でも、本来はそのような意味ではなく白い肌を目指す価値観のことなんですね。
「美白」するってどういうこと?
大きく分けて、美白にはこのような考え方があります。
1. 紫外線をカットして、シミやソバカスができるのを防ぐこと
2. シミやソバカスのもとになるメラニンの生成を防ぐこと
3. できてしまったシミを薄くしたり、日焼して黒くなった肌を白く戻すこと
この3つが一般的に美白として考えられる基本です。
間違えてはいけないのが、美白とは、予防することが99%ということです。
メラニン色素の沈着を防ぐことが美白と言われるお手入れの大半なので予防美白のためのスキンケア製品が大変多いわけです。
1と2が予防することなら、3は予防ではなく漂白型の美白になります。
誰でも考えることですが、予防よりも漂白に興味があるのではないでしょうか。
美白化粧品での漂白は薬事法で認可されていない
ただ、日本の薬事法で薬用(医薬部外品)として認められている薬用美白化粧品には、出来てしまったシミやソバカスを消したり、肌の色を白くする効果のあるものは認められていません。
認可を受けられるのは、メラニンの生成を防いでシミの原因を作らない効果のあるものだけなのです。
美白化粧品の選ぶ時に、シミやソバカスを薄くしたり、消す効果について明記してあるものはほとんど見つかりません。
それを勘違いしなければ、美白化粧品を間違った目的で購入する失敗はなくなるはずです。
日焼け止め製品をしっかりと使って紫外線をカットすること、
そして、紫外線を浴びた肌をそのまま放置しないでメラニンの生成を防ぐこと。
この2段階をきちんと行っていれば、美白ケアとしては充分と言えるほどなのです。