体から油の匂いがしたら肝臓が弱っているサイン!肝臓のろ過機能が低下するとどうなる?
体臭というのは汗や垢といったものによって発生している!
これは間違いではありませんが、実は肝臓の機能というのは実は体臭と大きな関係があるって知っていましたか?
肝臓はろ過装置
体の中にある臓器の中でも肝臓というのは非常に大きいものです。
この肝臓は、たくさんの機能を持っている非常に重要な内臓器官になります。
アルコールを分解することはもちろん、身体の内部にある老廃物等を除去する働きもしています。
つまりろ過材のような働きをしているのです。
さらに胆汁など体液の分泌も行っているのです。
ニンニクなどの臭いの強い食べ物を摂取すると、胃や小腸では栄養分が分解吸収されます。
そして臭い成分はというと、肝臓に届けられるのです。
そしてその臭い成分は分解されていきます。
本来であれば臭いの強い食べ物を食べると皮膚からもその臭いがしてもおかしくありませんよね?
しかし、皮膚からそのような臭いがしないのは、肝臓が臭いを分解してくれているからなのです。
肝臓が弱るとどうなる?
つまり、臭いを分解する働きをしている肝臓が、弱ってしまっているとどうなるでしょうか?
もちろん臭い成分をしっかりと分解することができませんので、皮膚から臭いがするようになりますよね。
また、肝臓の働きが悪くなると、口臭がキツくなることもありますので、よく覚えておくようにしましょう。
ではどうして肝臓の機能が低下してしまうのでしょうか?
肝臓の機能を下げるのは暴飲暴食
まず挙げることができるのが暴飲暴食です。
暴飲暴食は肝機能の低下に繋がります。
アルコールを飲んだ時の事を思い出してみるとわかりやすいのですが、アルコールを飲んだ次の日というのはアルコールの臭いが身体からしてきますよね?
肝臓が臭い成分を分解しているはずなのにどうしてでしょうか?
それは、アルコールが肝臓が分解できる限度を超えてしまっているために臭い成分を分解することができていないのです。
つまり、普段から暴飲暴食によって肉や油といった食事を多く摂っていると、肝臓は消化や分解に大忙しになります。
そのため油や臭い成分を十分に分解することができずに、臭い成分が血液にのって皮膚から放出されてしまうのです。
身体から油のような独特の臭いがする…
そのような場合には食生活によって肝臓に大きな負担をかけてしまっている可能性が高いのです。
体臭を予防するためには、この肝臓の働きをしっかりと改善することが必要になるんですよ。
体臭は身体が発している臭いです。
身体に異常がなく体臭だけが発生するということはまずあり得ないのです。