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玄米食が身体に良い効果をもたらす理由と注目すべき3つの栄養成分



玄米
 
玄米食が人気ですが、その理由を知っておきましょう。


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玄米は、精製して外皮を削ってしまった白米に比べて沢山のビタミン、ミネラルなどの栄養素を持っています。栄養価が高いので、体調の悪い時は玄米のおも湯を摂るだけでも養生になります。その中でも体に有用な3つの成分をご紹介します。

 

ガンマオリザノール

神経の働きを強め、自立神経の働きを活発にします。自律神経の働きが良ければ、内臓の調子も良くなり、新陳代謝が活発になります。

 

イノシトール

肝臓を丈夫にします。肝臓が強ければ、老廃物を体外に排出する力が強いということになります。

 

フイチン酸

添加物や農薬を体外に排出する働きをします。
特にフイチン酸はストロンチウムという物質と結合して排出する働きがあるのですが、ストロンチウムというのは放射能に含まれる物質です。また、玄米と梅干を一緒に食べると梅干のクエン酸などの成分がより排泄効果を高めます。長崎に原爆が投下された時に被爆した人でも、玄米菜食を行っていたグループではがんの発生率が低かったという報告があります。

しかし、玄米食を続けることのデメリットもあります。

 

玄米食を続けるデメリット

・ミネラル不足になる:排出力が強いので、体に必要な栄養素まで出してしまう場合があります。普段から玄米の上にすった黒ごまをかけて食べ、一緒にカルシウムや鉄分を含むおかずを摂るようにするとよいでしょう。

 

玄米は炊き方、食べ方を工夫して

玄米は炊き方、調理の仕方によって食べやすさ、美味しさが大きく左右されますので、水加減や、火を入れる時間を自分なりに研究して、好みの状態に調理できるようになりたいものです。圧力鍋で炊くのが一番適しているとよく言われます。

玄米だけでなく、他の穀物類や豆類を一緒に炊くのもおすすめです。はとむぎやキヌア、ひよこ豆や小豆を(または何種類もブレンドして)混ぜれば、味の変化が楽しめるだけでなく栄養価も非常に高いものになります。また、家にもちつき機などがあれば、玄米もちにするのも面白いでしょう。焼いて食べると香ばしくて美味です。アーモンドやピスタチオ等のナッツ類を入れてお餅にすると、また違った美味しさが引き出せます。

 

玄米食を続けられるよう、自分なりのスタイルを見つけて

玄米は、食べ続けないとその良さや効果が分かりません。毎日食べるのが大変なのなら、週に数日取り入れるだけでも十分です。朝は玄米食にして、昼は軽いものを食べ、夜は好きなものを気兼ねなく食べる、などといったスタイルにしてもよいでしょう。自分の調子が良くなる玄米との付き合い方を見つけてください。

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この記事は当ブログのライター「小笠原ちひろ」が書きました。

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