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安眠を誘う精油「スパイクナード」は聖書にも登場したナルドの香油



ダイエット
アロマテラピーという言葉が出来たのがヨーロッパなので、アロマと聞くと、ヨーロッパのものをイメージしがちです。しかし、アロマは古今東西いろんな地域で活用されてきていて、原産地も種類もさまざまです。


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例えば、スパイクナードと呼ばれるアロマは、別名ナルデといい、インドやネパールが原産の植物から採取されます。

 

古い歴史を持つ精油 スパイクナード

和名では、甘松とか甘松香と呼ばれ、甘くて少し土臭い香りがします。インドやネパールの高地であるヒマラヤ一帯でとれるので、大変貴重で高価な精油です。もっとも古い歴史をもつ精油の一つで、ヨハネ福音書の中にも出てくるアロマだったりもします。最後の晩餐の前に、マグダラのマリアがキリストの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐったとされる「ナルドの香油」として有名なんですよ。

 

スパイクナードの効能

ムガール帝国では、王宮の女性たちが肌の若返りのために用いたとされていますし、チベットでは、髪につやを与える精油として利用されてきました。しかし、肌への刺激が強いため、現代では肌への使用は避ける方が良いアロマと言われています。芳香浴などで楽しむ分には、白檀にも似た甘いオリエンタルな香りを実感することができます。

根っこから水蒸気蒸留法で採取した精油であり、ベースノートなので香りの持続力も高く、香りも強めです。従って、通常ではフレグランスに使用されることが多いです。もっとも特徴的な作用としては鎮静作用が挙げられ、イライラを鎮めたり安眠を誘うアロマでもあります。

 

スパイクナードとブレンドするなら?

まず相性のいい精油としては、イランイランやローズなどのフローラル系のアロマが挙げられます。どちらもフレグランスによく使われるアロマです。どちらも甘い香りで女性の乙女心も満たしてくれます。ローズの中でも、溶剤を使って抽出されるローズ・アブソリュートは気品のある香りで、スパイクナードとブレンドしたフレグランスとして楽しむのが最適なアロマです。

また、レモンやオレンジスイートなどの柑橘系との相性も良いです。オレンジスイートは、疲れた体に元気を与えてくれる香りなので、リフレッシュしたい時にブレンドすると良いでしょう。

ハーブ系では、ベチバーやゼラニウムといったアロマとの相性が抜群です。ゼラニウムは、別名ローズゼラニウムとも呼ばれており、ローズに似た香りで女性に人気のアロマです。落ち込んだ気持ちを明るく盛り上げてくれるだけでなく、香りも強めなので、スパイクナードの香りに負けず、アロマを楽しむことができます。

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この記事は当ブログのライター「saya」が書きました。

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