「忌み箸」は嫌われる。彼と発展しなかった理由は箸の上げ下げだったかも
好きだなと思う人と初めて食事をして、食事のしぐさやお箸の持ち方にげんなりして、その後のお付き合いが発展しなかった。という話を聞いたことがありませんか?
いくら美しい人でも、猫背で肘をついていたのでは百年の恋も一度に冷めてしまいますね。
今回はお箸の嫌われる作法について少しお教えしましょう。
「忌み箸」嫌われる箸使い
仏箸
ご飯に突き立てお通夜の仏飯を連想させる
拾い箸
火葬後のお骨を拾う際に箸から箸へお骨を渡すことを連想させる
突き箸
なんでも突いて食べるのはNG火の通りを確かめる行為とも思われる
寄せ箸
遠くの食器を箸で近くへ寄せる
これ以外にもたくさんありますが、ワースト4といったところでしょうか。
避けたい箸使いは他にもあります
これを平気でする人はあまりおられないでしょうが、何の気なしに箸を舐めたり、噛んだりするのもNGですし、迷い箸といって、一度箸で触ったものを止めて、料理の上であれこれ迷うのも同じです。
箸を振り回しておしゃべりするのもダメ。そして汁物はお椀を持ち上げていただきましょう。
長い髪の毛をラーメンや丼物の中に垂れそうになっているのもいやですね。
気をつけるポイントは清潔感
とにかく汚さずに清潔に食べれば大丈夫です。
日頃の練習も大事と思います。家族だけだから、一人だからと肘をついたり、背中を丸めて食べたりせず、美しい姿勢で食べる癖をつけていればおのずと美しく食事は出来ます。きっと食べ過ぎたりしないと思いますからダイエットにもなるのではないでしょうか?
話題にできるように知っておきたいお箸の季語
俳句で箸に関する季語があります。新年の季語で「太箸:新年から箸が折れると縁起が悪いのでお雑煮の餅などを食べたりするのに普段より太い。」「年の市:新年用に新しい碗や箸を売る市」このように古来日本人は箸という道具を非常に大事にしました。
箸が折れたりするのも嫌います。
「箸すなわち生きる」ということでした。ですから昔からお箸を大事に扱ってきたのです。
もし、大事な彼氏があなたの家に遊びに来るとして、お箸や箸置きに気を配っていたら嫌な気はしないはず。
コンビニでもらった割箸ではなく、少し良いお箸(500円くらいだせばそこそこの品があります)を用意して、箸置きもあると同じ料理でもかなりいい感じに演出できますし、美味しく感じます。
一生のうちで何回お箸を持つのでしょうか?同じ持つなら少し気を配って、美しい箸を美しい箸使いでおいしく食事をしたいものですね。