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肌にダメージ必至!?取り扱いに注意が必要な「光毒性」を持つ精油とは



アロマテラピー
植物の精油は様々な性質を持っています。
リラックス作用や安眠作用など心身ともに良い方向へ導いてくれるのが精油の主な性質ですが、注意すべき性質もあります。


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今回は特にアロマバスやマッサージを行うにあたって注意しておきたい性質についてお話したいと思います。
それはどんな性質かといいますと、「光毒性」と呼ばれる性質です。
では光毒性とは一体何なのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

 

1.光毒性とは?

光毒性とは、精油を肌につけた状態で紫外線を浴びると皮膚へのダメージを与える性質です。
光毒性をもつ精油にはフロクマリン類という成分が含まれています。この成分は紫外線を吸収するはたらきがあります。吸収された紫外線は皮膚の中に放出されて短時間のうちに日焼けといった形で皮膚へダメージを与えるのです。ひどい場合は火傷になったり、シミが残ったりすることもあるようです。

こうお話しするとそんな性質の精油なんて使いたくない!とお思いの方がいらっしゃると思います。
しかし、このような症状が出るのには使用する精油の濃度によるところがあるのです。

ホホバオイルなどのキャリアオイルと希釈して使ったとしてもキャリアオイルに占める精油の量が多いと光毒性の影響を受ける可能性が高くなります。当然原液のまま肌につけるのはもってのほかです。
光毒性をもつ精油は芳香浴で使う分には問題ありませんが、マッサージオイルとして使う場合、希釈率は極めて低くして使うことをオススメします。

これから夏にかけて紫外線が強くなる季節です。特に女性にとっては紫外線は美容の大敵ですので取り扱いにはくれぐれもご注意ください。

 

2.光毒性をもつ精油とは?

光毒性は主に柑橘系植物の精油に含まれています。
しかし、同じ柑橘系植物でもオレンジ・スウィートやマンダリンには光毒性はありません。
光毒性を含むものは、ベルガモット、レモン、グレープフルーツ、アンジェリカ・ルートの4種類です。
この中で最も光毒性が強いのはベルガモットです。
光毒性が発生するときの希釈率についてみてみましょう。

 ・ベルガモット(0.4%):キャリアオイル10mlに対し約1滴弱
 ・アンジェリカ・ルート(0.78%):キャリアオイル10mlに対し約1滴半
 ・レモン(2%):キャリアオイル10mlに対し4滴
 ・グレープフルーツ:キャリアオイル10mlに対し8滴

 
どうでしょう?
ベルガモットがいかに光毒性が強いかおわかりでしょうか。
プロのアロマセラピストにマッサージをしてもらう時は安全ですが、ご自分でマッサージをする時はベルガモットの使用はできれば避けた方がよいと思います。

私はアロマを始めて結構な年数が経過していますが、未だにベルガモットを使ったマッサージオイルを肌につけるのには抵抗があります。ベルガモットはできれば芳香浴にとどめておいた方が良いと思います。

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