日本由来の珍しいエッセンシャルオイル「カヤ」柚子とレモンをあわせたような爽やかさ
アロマテラピーの発祥は、広くヨーロッパだと認識している人が多いと思います。
しかし、古来日本においても、香りの力というのは信じられていて、有効に活用されてきました。
ユズなどは有名ですし、日本由来のアロマというのも注目されてきている分野の一つです。
日本由来の珍しいアロマの一つにカヤがあります
カヤとは、イチイ科の植物で、日本の東北地方から屋久島まで、かなり広範囲で生育している常緑樹です。
主な産地としては、日本の高知県が挙げられます。
アロマ自体はその果実から水蒸気蒸留法で採取されています。
カヤの香りの印象
香りとしては、ユズとレモンを合わせたような和風な印象のアロマです。
さわやかな柑橘系なので、日本人ならなじみ深いアロマだと思います。
もともと、カヤの木自体は湿気に強い植物なので将棋盤などに使われてきました。
中国では、食欲不振や便秘などの時に用いる漢方としても有名です。
カヤのアロマ効果
カヤのアロマには、レモンなどにも含まれるリモネンという成分が含まれているので、すっきりとした香りが特徴です。
気持ちをリフレッシュする効果も高く、おだやかな気持ちにさせてくれます。
これは森林浴効果が期待できるピネンと呼ばれる成分が入っているためです。
従って、使い方としては芳香浴などで手軽に使うのが一番効果的といえます。
ルームスプレーにすれば、部屋の空気を清浄にしてくれる効果も期待できます。
実は血圧を下げたり、アレルギ症状を鎮めたりする効能もあって、その成分が注目されているアロマです。
香りは強いので、かなり長時間アロマを楽しむことができますが、その分植物成分としても強いので、肌の弱い人は控えめにしようするのをおすすめします。
カヤとブレンド相性が良い精油
また、相性の良いアロマとしては、オレンジスイートやライムといった同じ柑橘系とよく合います。
柑橘系のアロマを数種類組み合わせることで、リフレッシュ効果も高まるんですよ。
さらに、ジュニパーベリーやペパーミントといったハーブ系との組み合わせも抜群です。
ジュニパーベリーにも、リモネンやピネンといった、カヤに含まれる成分が入っているので、リフレッシュ効果が期待できます。
また、カクテルでおなじみのジンの香りでもあり、すっきりとしたいときにおすすめです。
ペパーミントは、空気を清浄にしてくれるだけでなく、虫除けなどにも効果があるので、夏場のルームスプレーに向いています。
清涼感も強いので、高ぶった感情を鎮めたり意識をはっきりさせたい時にもおすすめなアロマブレンドといえます。