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声を出して行うヨガ「マントラ・ヨーガ」ヨガ友と一緒に響きあう声を楽しんで



ヨガ

 

体の動きに合わせて声を出すことで、多くの心身への効果が得られます。

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生き物ってすごい!声が人間の体にもたらす効果

人間の声というものは、その人の性格や気分、さらに人格まで表していると言われます。人は他人の声を単なる音や情報としてのみ聞いているのではなく、無意識にもっと多くのものを感じとっているのかもしれません。

「声の悪い詐欺師はいない」などという言葉もあるくらいです。声を大きく出すことを習慣にしたり、正しい発声訓練をすると性格を変えることもできるとされています。

 

 

マントラ(聖音)

ヨガでは、精神統一を行うためにマントラ(聖音)と呼ばれる言葉を繰り返し唱え、その言葉や音に意識を集中するという方法があります。息の合った状態を「あうんの呼吸」と表現しますが、これはマントラが由来になっている言葉です。

 

1、「アー」

口を開いて発声する。体を反らし、体の力を抜いて腰に力を入れる。体温が下がります。

 

2、「オー」

口をすぼめて発声します。体をかがめて、体に力を入れます。特に腕と背中。体温が上がります。

 

3、「ンー」

口を閉じながら発声します。肩を下げて、丹田(下腹の中心)に力を入れます。心身が統一されて血液が中性になります。
この3つの「ア・オ・ン」を繰り返すと体のバランスがとれます。声は背骨を通して全身に響かせるように出しましょう。

 

 

声を出して行うヨガ

「アの発声」

足を腰幅に開いて立ち、両手を胸の横あたりに持ち上げ、手のひらを開きます。息を深く吸い、「アー」と声を出しながら両手は万歳し、胸を突きだします。息を全部吐ききるまで声を出しましょう。気分が明るくなり、疲れにくく積極的な性格になります。消化器系、呼吸器系を調えます。

 

「イの発声」

立膝になり、両手は頬づえをつくように顎の下に添えます。「イー」と声を出しながら上体を反らせます。性格が明るくなり、のど(甲状腺)と眼の調子を良くします。

 

「ウの発声」

立った姿勢で両手でグーをつくり、胸の前で交差させます。下腹部に力を入れて「ウー」と発声します。動物が獲物に飛びかかる準備をするように。気合が入り、力が湧いてきます。内臓を鍛える効果もあります。

 

「エの発声」

立った姿勢で両肘を肩の高さまで持ち上げ、手の平を前に向けます。片足を一歩前に踏み出しながら「エー」と発声します。自律神経の働きを安定させます。驚いたときに「エー?」と言いますよね。

 

「オの発声」

立った姿勢で両手を口周りに添えて、山びこを呼ぶような前のめりの態勢で「オー」と発声します。興奮しやすい、戦闘的な性格が優しくなるとされています。

声が出にくいものほどたくさん試してみて

5つの音を全て試して、声が出にくいものを多く行うと良いでしょう。
声を出すヨガは一人で行うよりも、数人、もしくは大勢の人と一緒に行うと、互いの声が合唱をするように響きあって楽しむことができます。
声を思い切り発するとその振動で体内が浄化されるので、涙やあくびが出ることもあります。自分の好きな音で、好きな歌を歌うように心身を調えましょう。

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この記事は当ブログのライター「小笠原ちひろ」が書きました。

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