本当に肌にやさしい?手作り化粧品の魅力と注意すべき思わぬ落とし穴
精油の知識と簡単な材料があれば、化粧水などの基礎化粧品を作ることができます。ですが、中には
「どうして精油を使う必要があるの?」
と感じられる人も多いでしょう。
そこで、今回は、手作り化粧品の魅力と落とし穴をご紹介します。
自分に合う成分を選んで配合できる手作り化粧品
一昔前は、香りが原因でシミができることもあったといわれています。勿論、現在は安全基準がシッカリしているので、市販の化粧品の香りが原因でシミができることは少なくなっています。しかし、自分に合った化粧品を使わないと、思わぬ形で肌に刺激を与えてしまうことがあります。低アレルギーの化粧品も多々ありますが、100%アレルギーを起こさないというわけではありません。
それに対して、精油はパッチテストをしてから使うことによって、自分に合った安全な化粧品を作ることができます。勿論、精油でも完全にアレルギー反応を起こさないというわけではありません。炎症が起った場合などは、直ぐに皮膚科などに相談するようにしましょう。
市販化粧品の「無添加」には基準がない
近年、添加物について注目されており、色素や香料が入っていない化粧品が、数多く販売されています。しかし、実は「無添加」という基準はハッキリと決められていないといわれています。そのため化粧品によっては、防腐剤が最小限ながらも入れてあることもあります。「無添加」の基準は、メーカーや商品によって格差があるので、必ずしも「肌によい」「よくない」とはいうことができません。
それに対して、精油や必要な材料で化粧品を使えば自分で作るので、入っている物を全て把握することができます。そのため、ある意味、非常に安全な化粧品といえるでしょう。
防腐剤が入らない手作り化粧品は保存に要注意
一般的な化粧品には、防腐剤が入っています。とはいっても化粧品は生ものではないので、使っている中で、雑菌が入り腐らないようにするために防腐剤が入っており、開封していない状態ならば市販の化粧品は3年も保存できるといわれています。
ある意味、「少し怖いなぁ~」と感じられた方も多いかもしれません。勿論、防腐剤の入っていない手作り化粧品は安全ですが、その分、使用する中で腐らないように注意する必要があります。
まず保管場所ですが、基本的に冷暗所で補完します。理想的なのは気温や湿度の変化がない場所で保存する方法です。化粧品のレシピなどは、使用目安などと共に記載があるので、手作り化粧品を作った時には、作った日と使用目安となる日程も記載するようにしましょう。
「何時作ったか分からない」という化粧品がある場合は、使う前に臭いを嗅いでみましょう。腐っている場合は悪臭がしたり、変色している可能性があるので、チェックすることができます。