> >

ブレンドした精油の効果を引き出す「ガルバナム」ってどんなアロマ?



アロマテラピー
アロマには、本当に沢山の種類があります。それぞれ特徴を持っているもので個性の強いアロマも多いです。ただ、アロマの中には、他のアロマとブレンドすることで、その良さが引き立つものもあります。


スポンサードリンク



 
そんなアロマの一つがガルバナムです。

 

ガルバナムってどんな植物?

ガルバナムは、中東諸国でよく見かける低木です。昆虫などがつける幹の傷からゴム状の樹脂が出ます。この樹脂から精油が採取されます。最近では、アロマを抽出するために、人工的に幹に傷をつけることもあります。主な産地はイスラエルやイラン、広くトルコあたりでも生育している植物です。

 

ガルバナムのアロマの特徴

その精油の香りは、古くから神秘的な力を持つとされてきました。宗教儀式や瞑想で使われてきましたし、旧約聖書の『エジプト記』にも、神殿で使用されていたアロマとして記述が残っているほどです。古代ローマでも重宝されていましたし、その防腐作用によって、古代エジプトではミイラの保存に活用されていたと記録されています。

香りの特徴としては、森林の中にいるようグリーンの香りが強く、少し土臭さやスパイス系の香りもする複雑なアロマです。香りの強さは強いのですが、揮発度が高いので、すぐに香りはとんでしまうのも特徴の一つです。それゆえに、他のアロマとのブレンドで楽しまれています。

 

ガルバナムのアロマが持つ効果

このガルバナムの香りは、炎症や痛みを鎮める鎮静効果が報告されています。実は女性ホルモンに似た作用があり、女性特有の憂鬱にも効果を発揮してくれます。軽い催眠作用があるので、活動的な時間帯の使用は避けるべきですが、不安定な気持ちをおだやかにしてくれるので、女性は特に上手に活用したいアロマです。
不安定な気持ちを解きほぐすだけでなく、呼吸器系の不調・月経時の不調・関節痛の痛みなどの症状も軽減してくれるという研究報告があります。肌が弱い人には刺激が強いので、他のアロマとブレンドしてフレグランスとして楽しむのがおすすめです。

 

ガルバナムと相性の良い精油

相性の良いアロマとしては、オリエンタル調のアロマなのでフランキンセンスといった同じ樹脂系アロマや、サンダルウッド等のオリエンタル系アロマが挙げられます。どちらも、ストレスを感じている身体を弛緩させるような香りなので、心身ともに落ち着いた状態に導いてくれるアロマです。

また、イランイランやジャスミンといった香りの強いフローラル系のアロマとも相性抜群です。フローラル系のアロマには、女性の更年期障害の症状をやわらげてくれたりする働きもあるため、お医者さんに行くほどではない不調の時などに利用したいブレンドです。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ:
この記事は当ブログのライター「saya」が書きました。

Comments are closed.