ローズによく似た香りを持つ精油「パルマローザ」の効果・効能は?
アロマの中でも、人気のものといえば、やっぱり女子力を高めてくれそうなフローラル系がよく挙げられます。特にローズなんかは親しみやすく広く知られていますよね。でも、沢山の花びらを採取して精油がとられるため、ローズのアロマは大変に希少なものです。
そこで、広くいろんな人に楽しんでもらえるよう、ローズに似たアロマというのも登場してきています。そのひとつが、パルマローザのアロマです。
ローズやゼラニウム系の香り
パルマローザは、インド原産のイネ科の植物です。植物の種類としてはレモングラスの近縁です。ローズやゼラニウムと似た香りがするのですが、これはゲラニオールという成分が主成分のためです。インディアンゼラニウムとかインディアンロシャと呼ばれたりもします。現在では、南米のマダガスカル諸島とかアフリカで生産されており、比較的安価なアロマとして楽しむことができます。
実は、花が咲く前に収穫した野生の葉を蒸留し、乾燥させてからアロマを採取するため、かすかにバラを思わせるフローラルなアロマですが、ドライな印象も持つ人も少なくありません。香りは強めですが、揮発度が高いのも少し難点なアロマです。しかし、ローズのアロマの代用品として、化粧品や香水の香料としても活用されています。
パルマローザの効果
そのアロマの効能は、精神バランスの乱れを整えてくれる作用があったりします。肌へはしわ予防やアンチエイジング、肌の引き締め効果なんかも期待できます。それゆえ、普段はフェイシャルマッサージオイルにブレンドしたり、フケを抑える効果もあるのでヘアマッサージオイルなんかにも使えたりします。
パルマローザのアロマ単体としては、明るい気分にさせてくれたり、不安な情緒を鎮めてくれる作用があります。感染症の予防なんかにも効果があるとされています。実は食欲を増進させる作用もあるので、ダイエット中の人は使用を避けた方がいいかもしれません。
パルマローザと相性の良い精油
相性の良いアロマとしては、まず同じ成分を持つ、ローズやジャスミンといったフローラル系です。高価なローズの代用品として使えるので、ローズの精油を少量と、パルマローザを一緒に使う利用方法もあります。
それから、カモミールやラベンダーといったハーブ系とも相性が良いです。カモミールには、二種類の精油が知られていますが、どちらも肌荒れに効果的なので、フェイスマッサージオイルとしてパルマローザとブレンドして使うのがおすすめです。ラベンダーにも収れん作用があり、化粧水などを手作りするときに、ブレンドすると相乗効果を期待できたりします。