> >

欧州で古くから珍重されるアロマ「ロベージ」の効果・効能と活用法



アロマテラピー
不思議なもので、アロマテラピーの中で上級者向けのアロマになればなるほど、色が鮮やかなものが増えます。それだけ精油として抽出されて、濃度や効能も高いということなのですが、肌が弱い人は炎症を起こしたりするので扱いには注意が必要だったりします。


スポンサードリンク



 
そんな上級者向けのアロマの一つにロベージがあります。

 

ロベージの特徴

ロベージは、ヨーロッパ原産の草なのですが、根・葉っぱ・茎・花・種子すべてから独特の香りがする珍しい植物です。葉っぱや茎などは食用されますが、アロマは根の水蒸気蒸留法で採取されています。主にドイツやフランスといったアロマテラピーが盛んな土地で栽培されています。

実はこのロベージ、ヨーロッパでは古くから珍重されていました。古代ギリシャ・ローマ時代からスパイスとして利用されていたようです。植物として余すところなく活用されており、若芽はサラダに、葉っぱはシチューやスープなどの煮込み料理に、茎はピクルスにしたり、種子は、お菓子やパンの風味づけに使われています。そして、根の部分は古くから消化促進に効果があると言われており、薬草として使われてきました。修道院でよく栽培されていたので、修道院のハーブとも呼ばれています。

 

ロベージの効果と使い方

漢方でいうところの当帰に似ているロベージですが、セロリに似た青々とした香りと甘くウッディ―な香りが特徴のアロマです。気分を安定させてくれるアロマなのですが、ただし香りがかなり強いので、他の精油とブレンドし、かなり少量の使用にするのが扱う上でもポイントとなっています。

揮発度も高くないベースノートなので、フレグランスの基層部分の香りとして現在は使われることが多いです。筋肉痛などの痛みもやわらげてくれるのですが、肌の弱い人や敏感になっている時期は肌に直接つけるような使用は避けた方が無難です。

 

ロベージとブレンドの相性が良い精油

相性の良いアロマとしては、ローズやカーネーションといった同様に香りの強いフローラル系がおススメです。カーネーションは甘く濃厚な香りのうえ、スパイシーさも感じる個性の強いアロマです。フレグランスとしてブレンドすることで、香り全体を引き締める効果もあるので、ロベージとの相性もよく、香りがまとまるのでおすすめです。

また、ガルバナムやローレル、ラバンディンといった個性的なアロマとの相性も抜群です。特にガルバナムは、ブレンドすることで芳香に深みを与えるアロマとして有名です。近年女性ホルモンへの働きもあることが知られており、感情の乱れを取り除きたいときや心を落ち着けたいときにロベージとのブレンドは向いています。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ:
この記事は当ブログのライター「saya」が書きました。

Comments are closed.