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心身を癒す究極の方法…タッチング(マッサージ)の力とは?



女性のマナー、気品
肌(皮膚)に触れるというのは、とても意味のある行為なのです。

マッサージやスキンシップには心身の両方に望ましい効果があることが知られています。整体やマッサージを職業とする人達の間では、具合の悪い人を治療するので、その患者さんの悪い気をもらってしまい、治療者は短命なことが多いなどとまことしやかに言われてきました。


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しかし、場合によるでしょうが、マッサージを行うと、施術する側とされる側の間には愛情のこもったやり取りが成立するので双方が気分よくなるのです。親子や夫婦間でのマッサージならなおさらでしょう。「人を癒すことで、自分も癒される」これが触れることによるコミュニケーションのポイントです。

 

触れ合うことにはこんな効果がある!

手(手の平)も肌も常に多くのことを感知して、その情報を脳(中枢神経)へと送っています。送られた情報により、生理的、感情的、肉体的に変化が起きます。触れられて安心感を得られれば筋肉はゆるみ、血流も増加して、ストレスを減らす脳内ホルモンが増加します。特別な専門知識が必要になるマッサージでなくともこれらの効果は得られます。その他、触れ合うことの効果を上げてみましょう。

・体内で生成されるエンドルフィンという成分が分泌されます。これは自然の鎮痛剤と呼ばれるもので、体の痛みを軽減し、幸福感を高めます。
・老廃物を取り除くリンパの流れを促進して、体の自然治癒力を高めます。
・体内の死んだ細胞を取り除く手助けをします。
・血液中のコルチゾールというストレスホルモンが減少します。
・肌に触れることで毛穴が開き、皮脂の分泌を促します。美肌をつくります。
・消化器官を司る神経を刺激して、インシュリンやグルコースといった食物の吸収ホルモンが分泌されます。
・子供や赤ちゃんに対してマッサージを行うと、成長ホルモンが分泌されます。

 

手のチカラはセンサーにも勝る!

マッサージをする側はリラックスしつつ、集中して行います。施術する側が緊張していたり、楽しんでいないと、そうした情報は施術を受ける側に伝わって影響してしまいます。さする、なでる、もむ、リズミカルに叩くなど、触れ方も多くの種類があります。同じ動作でも触れ方で効果が違ってきますので相手の様子を観察しながら自信をもって工夫しましょう。

手の平はセンサーと言えるほど細やかな違いを感じ取ることができます。ベテランの寿司職人はしゃり(お米)を全て同じ重さに、1グラムも違わずに握ることができるといいます。それほど、手の感覚は優秀なのです。あなたの手で相手の変化を感じ取り、それに呼応する自分の変化を楽しんでください。抱きしめる、優しくなでる、触れるといった行為は大人になっても必要なのです。

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この記事は当ブログのライター「小笠原ちひろ」が書きました。

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