フローラル系の優雅な香り「ゼラニウム」は女性を綺麗にするアロマ
女性ならば、やはりフローラル系のアロマを好む傾向があります。誰でも女性的な気分になりたい時ってありますよね。しかし、フローラル系のアロマは、花からアロマを採取するのですが、その分とれる量が少ないので高価になりがちです。
でも、その代用品としても注目されているのが、ハーブ系のアロマの一つ、ゼラニウムだったりします。
元は観賞用だったゼラニウム
アロマテラピーでは、ゼラニウムとして定着していますが、もともとの植物はニオイテンジクアオイと言います。小さなピンク色の花をつけ、葉っぱがギザギザしている多年草です。実は、ペパーミントとかグレープフルーツとかと近種だったりします。産地は多く、エジプトやマダガスカル、モロッコなどの比較的暖かい地域で栽培されています。
もともとは南アフリカ原産のゼラニウムですが、最初は観賞用として世界各地に広まりました。アロマは、代表種のローズゼラニウムから採取されています。最高級なものはレユニオン島産と言われていて、かつてこの島がブルボン島と呼ばれていたことからブルボンゼラニウムと呼ばれています。
ローズのアロマに似たゼラニウムの効果
ゼラニウムは、フローラルで甘く優雅な香りがして、ローズのアロマに似ているとよく言われます。これはローズと同じ芳香成分を含んでいるからです。ゲラニオールやシトロネロールを多く含んでいるので、ローズと似たような効能を持っています。別名をローズゼラニウムと言ったりもします。
女性にとってはとても嬉しいアロマで、沈んだ気持ちを盛り上げてくれたり、ホルモンバランスを整えてくれたりする頼もしいアロマです。肌への働きもよく知られていて、皮脂のバランスを整えたり、火傷等の炎症を抑えてくれます。それゆえ、スキンケアのために利用するのがおススメの利用法です。
ゼラニウムは他のアロマとも好相性
また、ゼラニウムのアロマのいいところは、ハーブ系であるために他のアロマとの相性もかなりいい点です。女性ホルモンのバランスを整えるためには、クラリセージとのブレンドが向いています。
ジャスミンやネロリといった、フローラル系との相性もいいですし、グレープフルーツやベルガモットといった柑橘系との相性もいいです。用途や好みによって色々使えますが、もし、スキンケア用に特化させたければ、肌の引き締め効果が期待できるラベンダーとのブレンドがおすすめです。ラベンダーは万人受けするアロマですし、どちらもハーブの優しい香りで、気分も安定する意味でもブレンドに適している組み合わせです。