下半身や足元の冷え対策。靴下を履いて眠るのは正解?間違い?
近頃は夏でも冷房をかけているところが多いですから、夏でも冷え症で悩まされている方も多いのではないでしょうか。
部屋やオフィスなどの中では、温かい空気は上へ、冷たい空気は下へ下がります。
寒さを感じると手先や足先が冷えると言う方も多いと思いますが、これは実は人間の体の正しい動きなのです。と言うのも、脳が寒い!と感じた時に、心臓や内臓など生命活動を行う重要な臓器を守ろうとするのです。その結果体の中心に血液を集めようとします。重要度で言うと末端は後回しなのです。そういうわけで、血液があまりいかなくなり、冷えてしまうのです。
ミニスカは体をいじめる?
日本人女性は世界から見ても、ファッショナブルで流行に敏感なことで有名です。ですから寒い冬場でもミニスカートなどで頑張っておられる方も多いかと思います。
ですが、冷え症の方にとってはその行為は体をいじめているようなもの。できるだけ冷えないような服装を心がけることが大切です。
特に、足首がむきだしになってしまうと、せっかく作った熱がどんどん放出されてしまいます。ですから、夏場でも素足ではなく、ストッキングや靴下をはいて足首部分は冷やさないようにすることが大切です。
熱はヒザの裏からも逃げて行ってしまいます。ヒザの裏側にはとても太い血管が通っています。体の表面にあるため、この部分を冷やすと寒く感じます。
オフィスなどでもひざ掛けなどで、ヒザまで覆うと良いでしょう。
冬場ですと、普通のハイヒールやローファーなどよりは足首まで隠れるブーツなどの方が足を温める効果があります。
体からのサインを見逃さないで!
冬場に急に寒い場所に出た時に、足先がムズムズっとすることはないでしょうか。これは寒いから体が血液を流そうとしているサイン。こういう状態の時に、早めに気が付いて寒さ対策をすることができれば成功です。このサインを見逃してしまいますと一気に体が冷えてしまうことがありますので注意が必要です。
寝ているときの靴下はNG
また、いくら寒い時期でも、寝ている間には足の裏の汗腺から沢山汗がでます。
冬場でも靴下をはいて寝るのはNGです。
靴下をはくことによって足が蒸れてしまい、暑く感じて布団から足を出してしまっては結局また冷えてしまうという繰り返しの方が良くおられるのではないでしょうか。
就寝中は眠っていますので、自分で体温調整がしにくい状態です。
眠る前に、締め付けのゆるいレッグウォーマーなどをつけて温めておくことによって心地よく温かい状態が持続するので眠りやすく、冷えも感じにくくなります。