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実証タイプの人も冷え症になる!年齢による冷えの違いと実証・虚証



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冷え性と言えば、青白くてひょろっとした虚弱なタイプだけがなるもののように思われていることもありますが、実は元気でアクティブな感じの人で一見冷え症などとは無縁の人も実は冷え症だったと言うこともあるようです。


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特に、暑さや寒さは自分が感じるかどうかと言うことですので、実際には冷えていても感じにくいかたは、冷え症だったとしても気が付いていないと言うこともありますので注意が必要です。

 

年齢を重ねると寒さを感じにくくなる?

幅広い年齢の方を対象に実施された実験では、同じ寒い部屋にいても、小学生の子供はすぐに寒さを感じて部屋から出てきたのですが、70代の女性は出てこなかったのだとか。
これは、年を重ねるにつれて寒さを感じるセンサーが鈍ってきてしまっていることが原因のようです。ですから、特に中年以降、年配になるにつれて自分が寒さを感じたかどうかよりも、気温などをよく見てそれに合わせて体調を崩さないような服装をする必要が出てくると言うわけです。

 

年齢によって冷える場所が変わってくる

また、若いころは手先や足先など体の末端が冷えてしまうのですが、年齢を重ねるにつれてその冷えから身体の中心部に冷えるところが変わってくるようです。
ですから、年配の方は、自分の手で一度おへその下などの下腹部あたりに触れてみて冷えていないかどうかチェックしてみると良いでしょう。

 

実証タイプの方こそ冷えに注意を!

東洋医学では、一見顔色も良く、声も大きく、季節を問わず暑がりで寒さにも強いようなタイプの方を「実証」と呼ぶのですが、このようにあまり自分では冷えを感じることができない人は、冬でも冷たいビールなどを飲んだり、冷たいアイスクリームなどの食べ物を食べたりしてしまうものです。
一方、虚弱な感じで季節を問わずに寒がり、下痢をしやすく声も小さめで、顔色も青白い感じの方は「虚証」と呼ばれ、暑さにも寒さにも弱く、夏場でさえクーラーで寒いと感じてしまうものなのですが、こういう人ほど身体が弱いことを自分でわかっているため、ちょっとでも寒さを感じたら暖かい恰好ができ、冷えにも敏感です。

ですから、冷え症に対して、どちらのタイプが良い悪いではなく、できるだけ自分の身体のタイプを自分で把握しておくことが必要となります。
できれば、「実証」でも「虚証」でもない中庸のタイプが望ましいのですが、この体質も漢方薬や、生活習慣、食習慣の心がけ次第で徐々に変えていくことも可能ですので、ご興味のある方は試してみても良いのではないでしょうか。

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