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つけ方が見えてくる 香水の種類と香りのイメージ…香調の系統



香水を嗅ぐ女の子
 
ひとくちに香水と言ってもその香りは複雑で市販されている香水は数百、もしくは数千種類に上ります。その中で同じ香りの商品はありません。しかし、それらは幾つかの系統に分類することができます。代表的な香調を紹介いたします。


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フゼア系

ラベンダーやオークモスやゼラニウムを主体とした香り。スパイシーで渋く、男性用としても人気があります。

 

シトラス系

柑橘系の香料が多く使われる、カジュアルで軽やかな香り。爽やかなので暑い夏にも気軽に使え、男性用にもよく使われる香調です。

 

シプレー系

ラベンダーやオークモス、クマリンやファーンを基調とした香り。地中海のキプロス島をイメージしたといわれています。オークモス(苔の一種)の香りが特徴で花の香りの甘さに透明感を併せ持った香調です。

 

オリエンタル系

東南アジアやインド、中近東の香料が使われたエキゾチックな香り。ムスクやアンバーなどの動物性の香料や樹脂などが使われています。濃厚で甘く、やや重い香りです。

 

フローラル系

その名の通り、花の香りです。世界中で最も愛されている香調です。この中で特にフローラル系の香水は日本絶大な人気があり、同じフローラル系でも香りの傾向によって更に細かく分類されています。例えば同じシャネルから出ているに種類の香水について。No.5という香水は華やかな花束を連想させる香りですが、同じシャネルから出ているNo.19は花の香りの中に緑の爽やかでスッキリした香りをもっています。シャネルのNo.19はフローラル系の中でも「フローラル・グリーン系」と呼ばれる香りです。優しい甘さと、ハツラツとした清々しさを併せ持ち、日常的にかなり使いやすい香りです。その為、発表から四十年以上経った今でも愛されています。

 

続々と新しいものが登場する香水

勉強し始めれば切りが無いほど、最近では様々な香りの系統が存在します。しかし、日々新しい香りが開発されるのはやはり楽しく嬉しいものです。先に述べたNo.5も、今となっては少々古典的なイメージを持たれがちですが、発表当時は大変画期的なものでした。(それまで、香水にあまり使われていなかった合成香料のアルデヒドが多く使われていたため)。

香水や香料は次々に新しい進化の姿を見せ、私たちを魅了します。そしてこれほどに種類の多い香水は、更に使用する人によって、使用する日の気温などによって無限の広がりを見せます。お気に入りの香水が、自分の肌にまとうことによって更に美しい広がりを見せる様は魔法にかけられたようです。立ち昇る芳香の一期一会を楽しみましょう。

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