冷え症防止の鉄則は「3つの首を冷やすべからず」。その理由とは?
3つの首を冷やしちゃいけない!ということを聞いたことはありますか?
これからますます増えてくる「冷え」の症状。
冷えがもたらすことと言えば、痩せにくい・便秘しやすい・肌荒れ・だるさが残る・肩こり・風邪を引きやすい
などの他に、うつ的な症状とも関連性があることがわかっています。
たかが冷え、されど冷え。
ほおっておくと、負のスパイラルへまっしぐら……なんてこともあるかもしれません。
冷えの原因はストレス・血行不良・筋肉不足のためのパワー不足など様々なタイプがあり、まず自覚をし、ご自分に合った方法を見つけていくことが大切なのですが、今回はすぐに意識できる、上にあげた3つの首について書きたいと思います。
冷やしたくない「3つの首」
3つの首、それは、首回り・足首・手首です。
マフラー・ネックウォーマー・手袋・レッグウォーマー……
着用すれば、一目瞭然、温かいのはわかりますよね。
でもなぜそんなにそれらを冷やさないことが重要なのかはご存じですか。
それは、手首・足首・首回りは、皮膚が動脈との距離が近く、動脈が外気の気温にさらされやすい部分で、
動脈が冷える
↓
全身に冷えた血液が回る
↓
体はこれ以上冷やさないように筋肉を収縮させ、末端血管への血流を悪くしてしまう
↓
手足に冷えを感じる
こんな悪循環が起こってしまうからです。
では、それぞれの部分の温め方をご紹介したいと思います。
首回りの冷えを防ぐ方法
首のうしろには頸椎があり、たくさんの神経とツボが密集しています。
ここが冷えると自律神経の乱れが起こり冷えの原因の一つになるので、首回りを冷やさない・温めることで自律神経を司る視床下部の血流がよくなり、冷えの予防に効果的です。
また肩こり・頭痛にも効果が期待されます。
・マフラー・ネックウォーマーを着用
言わずと知れたあったかアイテム。最近は安価なものでも十分に温かく、バリエーションも豊富・デザイン性も年々高くなってますよね。
・首蒸しタオル
お湯で絞ったタオル、または水で絞ってレンジで温めたタオルを首から肩に乗せます。
10分ほど、就寝前に温めると副交感神経が優位になり、リラックスし、寝つきがよくなります。
※乗せる前に必ず腕などで温度を確認してから行ってください。
※途中で冷めるようでしたら取り替えてください。
・レンジで温めるゆたんぽ
市販のレンジで温めるゆたんぽは本当に優れもの。
温かさの持続時間も長いものが多く◎
足首の冷えを防ぐ方法
足首の内側に三陰交という冷えのツボがあり、男性にとっても女性にとっても大切なツボ。
足の内側くるぶしから4本指幅分上にあるところで、生理痛・更年期の症状など婦人科全般に多用される万能ツボで、女性の場合、子宮とつながっているといわれ、安産灸などへ行くと必ずこちらのツボを温められます。
(妊婦さんの場合、あまり強い刺激は避けたほうが良い場合もありますが、とにかく冷やさないようにすることは大切です)
・レッグウォーマー
足首温めの優秀アイテム。
必ず両足首セットで着用しましょう。
・フットバス
湯船につかる時間がないときなどはフットバスがおススメ。
バケツなどにひざ下まで浸かってもいいし、洗面器などで浅めでも◎
40℃くらいのお湯に20分以上浸かるのがおススメです。リラックス効果の高いオレンジスイートやラベンダーのアロマ精油を垂らしても◎
手首の冷えを防ぐ方法
・手袋
最近出ている手首にファーがついている手袋はより手首を温めてくれます。
・ハンドバス
40℃くらいのお湯を洗面器に入れ、15分くらい手を浸します。
部分浴では、生姜を入れても温め度UPです。
※お肌の弱い方は様子をみて生姜を入れるようにしてください。
以上、冷え対策の一つに3つの首、ちょっと意識してみてください。