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目指すものは「調和」…ヨガで自分以外のものと一体化する方法



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ヨガを行っていると、自然と調和する気持ちや、人と調和する気持ちを感じていくようになります。ポーズをとることで自然や動物、植物と調和しているからだと思います。
実際、日常生活の中で、多くの人と関わり、社会と関わる中で、心は何と調和しているのでしょうか。
ヨガの精神である「調和」について、今回はご紹介させていただきます。


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調和とは自分以外の存在を認めていくこと

自分とそれ以外、というように対象が存在するということは、お互いが別なものと考えられていることになります。勝ち負けであったり、正解と間違いであったり、それぞれに考えをもっている状態ですね。
それらを越えて、全てを受け入れる。「あれもこれも存在する」という方向に意識をもっていくようにヨガでは考えられています。

 

自然との調和

山や川、気持ちの良い風、どこまでも広がる大地。その中にあっても自分の身体1つでは受け止めることは出来ません。空気も風も音も目には見えませんが、そこにそういう状態がある、存在しているということに気がつくことがとても大切なことです。
そしてその中に自分が存在しているということを感じることが大切です。
心を静めて感じることに集中すると、大切なところに確実に入ってきてくれます。

 

動物との調和

動物のルールはシンプルです。食べること、子孫を残すことです。その中に人が存在していることを感じ、感謝と共存する気持ちを持ち続けることが大切です。
ルールの中で調和を守りながら生き、目的をはっきりとさせることも大切です。そうすれば、人として、動物の1つの種としてどのように生きていくべきかが明確になっていきます。

 

社会との調和

空間を共有するという意識をもつことがとても大切です。自分らしく生きようと頑張ってみたり、他人と上手く付き合おうと頑張ってみたりしてみても、なかなか難しいときがあります。
調和を取るのは難しいということを理解することが大切です。
大きな力でまとめようとするのではなく、違いの存在を理解すること。そうすることができてヨガの精神に繋がっていきます。

 

時間との調和

今の自分を確実に受け入れることが、過去も未来も受け入れていくことになります。過去にとらわれてしまっていたとしたら、全てを優しく受け止めることです。まずは、今という時間を見つめ、今に全ての意識を集中させることが大切です。今という時間に対して気持ちを統一して、エネルギーをみなぎらすことができるようになります。

 

あるがままを受け入れること

調和というと、丸く収めるという印象があります。
人の気持ちはなかなかそういうふうにはならない、できないときもあると思います。
けれど、そういう時こそヨガの呼吸や瞑想を試していただきたいと思います。きっとあるがままを受け入れることができると思います。
調和の基本とは、いろいろな自分との調和なのだと思います。

 

ヨガで様々なものと一体化する方法

ヨガが目指していること、テーマはたった1つです。それは「様々なものとの一体化」です。数多くのポーズもそのために存在しています。
ポーズをとるということは、自分を見つめるということ。そして、一体化していく過程なのだと思います。
今回は一体化のためにはどうしたら良いのかをご説明させていただこうと思います。

 

心の動き

そもそもヨガは心の動きをコントロールするために生まれたとされています。
その悟りに至るために「ヨーガスートラ」という教典では8段階のステージが設けられています。
ポーズ(=アーサナ)はその8段階の内の3つにあたります。

 

ポーズ

ポーズはもともと蓮華座の座法でした。今では瞑想の時のポーズというイメージが強いですよね。これだけでは集中し続けることが難しいということで、色々なポーズや動きが加わっていきます。
そうする中で、より自分の中へ意識を受けることが可能になっていきました。ポーズは、寄り深い瞑想をするための手段だったんですね。

 

自分を見ること、感じること

ポーズを作りながら行うことは自分を見つめることです。筋肉・血流・神経・意識などのことです。自分の身体がどうなっているのかを感じていくことから始まります。
ポーズをとっていて、この部分が痛いなと感じたり、この筋が伸びているな、今熱くなってきているなと感じることが大切なんですね。

 

エネルギーの交換

人は皆様々なエネルギーを吸収して、発しています。人はエネルギーという存在なのだと思います。様々な存在とエネルギーを交換しながら生きています。自分の中を感じることで、どういったものとエネルギーを交換しているのかが見えてきます。
人と人とのエネルギーの交換は目には見えませんが、感じることがあると思います。笑顔の人には笑顔を返し、怒っている人にはついつい怒った顔になってしまいます。
良いエネルギーの交換を常に心がけることもヨガの目指すことですね。

 

自分を知っていった先にあること

とても難しいことですが、ヨガを続けていくと、自分を外側から見ることができるようになります。自分の中を見ている自分を、外から見る。ややこしいですが、それが自分を知っていった先にあることです。自分自身を大きく包み込むような外観ができていくのです。ここまでくると、「ヨガで目指す境地」に近付いていると言っても良いと思います。身体と意識をどれだけ繊細に深く観照できるかがヨガの究極の目的です。

意識のお話はとても難しく感じますが、ヨガを好きで続けていくことで感じていけることだと思います。ヨガを一回、二回と続けるだけで、何かが変わったと感じていただけたなら、その先にはもっと面白い感覚が待っていると思っていただければと思います。

初めて感じることというのは、驚きでもあり、喜びでもあります。ぜひヨガを生き方として取り入れていただければと思います。

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この記事は当ブログのライター「りく」が書きました。

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