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脂漏性皮膚炎とアトピーがツラいときのヘアケア。オススメのシャンプーをご紹介



シャンプー

 

今回はもともと脂漏性皮膚炎を体質として持っている人がアトピーを発症し、いつのまにか脂漏性皮膚炎も発生していた場合の頭皮ケアについてみていきましょう。
この場合、第一に体質である脂漏性皮膚炎を改善するシャンプーリンスをし、皮脂をおさえます。
それからドライヤーで乾燥させた後、しっかり保湿をすることでアトピーという乾燥もケアするということをしていきます。
それではみていきましょう。

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頭皮の乾燥・べとつき・かゆみを引き起こしている原因

3つの原因をご紹介します。

 

1.髪の付け根部分の皮脂

マラセチア菌は頭皮にいる常在菌です。 皮脂を栄養とします。汗や皮脂が増えるとそれだけマラセチアが増殖します。
脂漏性皮膚炎は脂性フケです。頭皮からの皮脂が原因ですからフケは完全に乾燥せずに脂質も一緒に頭皮から剥がれるような形で落ちますからバラバラと分厚いものになります。

 
皮脂をおもいっきりなくすシャンプーをすれば改善できるものなのでしょうか?いいえそうではありません。無理やり頭皮の水分不足をシャンプーで引き起こすと、皮脂が不足していると脳が考えます。
そうすると脳はますます皮脂を分泌します。そうするとマラセチア菌はさらに増殖します。
つまりシャンプーリンスで乾燥させすぎても、シャンプーリンスを変えないために乾燥させなくても皮脂は分泌されてしまうというのが脂漏性皮膚炎の特徴です。

 

2.頭皮のかゆみ、そしてかゆくなる頻度の増加

この場合は経度のアトピー性皮膚炎の症状です。アトピー性皮膚炎の炎症がひどくなるとどうなるのでしょうか?
アトピーの特徴は「頭皮の乾燥とバリア機能の低下」です。脂漏性皮膚炎は皮脂が原因でした。アトピーは皮脂でなく、乾燥が原因となります。
ですから軽い症状の場合はフケは乾燥してハラハラと軽いものになります。
強烈なかゆみを感じる方、フケの発生やかきすぎによって毛が抜けてしまったり、頭皮からニオイのある汁が出たり、かさぶたやかゆみが左右対象に出てくる方などはアトピー性皮膚炎だといえそうです。

 
初期では少しかゆくて細かなフケが出る程度ですが、重症になるにつれて、リンパ液が頭皮からでてきて強烈なかゆみとともに透明な黄色いかさぶたができるということが起こります。

 
症状改善のためには肌に潤いを与えてバリア機能を高めていかなければいけません。

 

3.脂漏性皮膚炎とアトピー性皮膚炎の合併症のとき

もともと、脂漏性皮膚炎の傾向があった人が、オフィスでの冷暖房による乾燥のためにアトピーになり、脂漏性皮膚炎もその後いつのまにか発症した場合、脂漏性皮膚炎とアトピーの合併症がでてきています。その場合は、外的要因としてのアトピーのケアでは乾燥をさけ、
もともと持っていた症状である脂漏性皮膚炎のケアではシャンプーリンスを今までのを見直し、脂質をおさえるシャンプーリンスを選ぶことが必要になります。
そしてアトピーの頭皮のケアでは、アトピーが乾燥が原因であることから、シャンプーリンスの後、必ず保湿を心がけるようにします。

 

 

油断禁物!~頭皮の危険な症状とおすすめのシャンプーリンス

痒み部分の頭皮が赤い

掻いているうちに、頭皮が炎症を起こしたと考えられます。痒みの原因は様々ですが、髪が油っぽっくなっている場合は脂漏性皮膚炎だと考えられます。
お風呂に入った後、強い痒みを伴う場合は、アトピー性皮膚炎の可能性が考えられます。

 

3ミリ以上のおおきなフケがでる

強いかゆみをともない、かさぶたもできているならアトピー性皮膚炎の可能性があります。
痒みがないまたは我慢できる痒みの場合は脂漏性皮膚炎の可能性があります。

 

とにかくかゆい

アトピー性皮膚炎のリンパ液が頭皮内ででてきており、かつ皮脂も分泌されマラセチア菌が繁殖し脂漏性皮膚炎が発症しているからかもしれません。
または、シャンプー内の添加物に肌が反応しているから痒い可能性もあります。

 

複雑な原因

頭皮が常に油っぽく、痒いところを掻くと毛穴部分にかさぶたがついているフケがかならずとれる・・・脂漏性皮膚炎とアトピーが合併しているような状態だと考えられます。
かさぶた部分は体内からのリンパ液、フケ部分は皮脂分泌部分をマラセチア菌が餌にして繁殖している状態であるといえそうです。

 

手の平にできた豆のように分厚い皮がポロポロむける

の皮をみてみてください。中心に赤い斑点がありませんか?
その場合は、かさぶたができて、その周囲の皮膚と一緒に剥がれ落ちたと考えられます。
強いかゆみとともに左右対象にそのような皮がめくれるのならアトピー性皮膚炎の落屑の可能性があります。そうでない場合はマラセチア菌による脂漏性皮膚炎かも知れません。

 

色々な場所からフケやかさぶたが出て来るように感じる

脂漏性皮膚炎やアトピー性皮膚炎が広がっていることが考えられます。

 

 

おすすめのシャンプーリンスはこれ

痒いし油っぽいのは頭皮が傷んでいるからそうなるわけです。健康な皮膚は痒みや皮脂は帯びません。
ですが皮脂のよごれを落とすシャンプーリンスがよいからといって、頭皮に刺激をあたえ過ぎるものは避けるようにしましょう。

 

シャンプーを選ぶときのポイント

1. 肌にやさしいものを
2. 毛穴の皮脂をしっかり取れるものを
3. シャンプー後、皮脂の分泌を抑えるものを

 

 

おすすめシャンプーはこれ

3つのシャンプーをご紹介します。

 

オクト 薬用シャンプーリンス

320ml 各460円
お値段のわりに、皮脂の分泌をおさえてくれる効果は絶大です。また髪にも潤いがもたらされるので、ロングヘアの人は今までの油たっぷりの髪質から一転してサラサラになります。美容院でシャンプーをしてもらった後の髪の感じになります。リンスはあまりつけすぎると、香りがきついので、良く洗い流すことがポイントです。

 

ピュアナチュラル シャンプートリートメント

500ml 【トリートメントは300ml) 各960円
今使ってはいけないで話題になっているシリコンがはいっていません。無添加、低刺激なので、頭皮自体が敏感になっている方には是非おすすめです。

 

ラフル-ルヘアシャンプ-コンディショナー シトラス

ラベンダー、ローズもあります。 300ml 2,000円
アロマオイルの会社が開発したので、とっても香りがよいです。オレンジやレモンの柑橘系の香りです。
かゆみを伴わないまたは我慢できるかゆみの場合は脂漏性皮膚炎が疑われます。

 

 

シャンプーをするときに気をつけたいこととは?

頭皮の炎症は血行が悪いことも原因のひとつです。ですから血行を促進させるようにマッサージをするように洗いましょう。
ですが爪をたてたりは決してせず、指の甲をつかって洗います。美容院でのシャンプーのようにゆっくりと洗いましょう。
また洗い流すときは十分に流しましょう。十分に洗わないと皮脂が残ったままになり、新たなフケの発生原因になります。
ドライヤーは必ず使いましょう。頭皮が湿っているとマラセチアの温床になります。シャンプーは1月ほど使いましょう。
それで悪化しなければずっと使いつづけましょう。また、ドライアーの後には頭皮を保湿することも忘れずにしてあげましょう。
アトピーの原因は乾燥した頭皮と免疫の低下です。ですから皮脂を十分取った後は頭皮を保湿してあげることが大切です。

 
いかがでしょうか?何気ないかゆみが、進行していくにつれて、痒みの頻度、強さがひどくなっていくのが頭皮です。
常日頃から保湿をしておくということも必要ですが、脂質をおさえるシャンプーリンスに変えることで、菌の進行がストップできるのです。
頭皮の状態は顔の皮膚の状態と連動していますから、顔がかゆみをおびてきたり、皮脂がふえてきているなら、頭皮も同じようになっていると考えてください。
そのようなときに、ご紹介させていただいたシャンプーリンスに一度きりかえて、かゆみやフケがおさまったなら、またいつものシャンプーリンスに変えられるのがいいのではないでしょうか。

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