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脚の歪みは自宅で改善できる!X脚を矯正するストレッチのやり方



足元
 
X脚を改善する方法には大きく分けて、サポーターや骨盤ベルトなどの装具を用いる保存療法と、変形が酷い場合などに行われる手術療法との2種類があります。


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手術療法の場合は、骨を切るなどの外科的処置が必要となりますので、整体やカイロプラクティックなどではなく、病院に行くことになります。手術にまで及ぶようなX脚の場合、見た目の問題や足の不具合だけでなく、痛みが腰や背中、首などにまで及ぶなどの不具合が起こる可能性がありますので、そのようなケースでは自己判断は禁物。まずは専門医に相談することが先決です。

 

ストレッチでもX脚は改善可能!

では、「病院にかかるほどでもないけれど、整体やカイロプラクティックに通うともなればお金も時間もかかってしまうし、なかなかそれらを捻出できない」というような方の場合はどうしたらいいのでしょうか?

そこで提案したいのが、保存療法でも手術療法でもない、自宅でできるストレッチ方法です。

ですがこの方法を行う前に、X脚の改善を目標にした場合、ストレッチは治るまでにとても時間がかかる方法だということを頭に入れておいてください。自宅で、誰にも頼らずに自分で行うということは、このストレッチを生活習慣の中に取り込んで、毎日当たり前のように続ける意思が必要です。また毎日毎日ストレッチを続けていても、その効果実感を得るまでにはなかなか顕著な変化を見つけるのは難しいでしょう。昨日行ったストレッチで、早くも今日足の形が変わる、などというミラクルは起こりません。子供の頃自宅学習教材などを続けることができなかった方には不向きな方法かもしれません。
しかし、それらデメリットを踏まえて、強い気持ちを持ち、継続して実践するのであれば、その効果は必ず現れるでしょう。

そのためのストレッチ方法をいくつかご紹介しましょう。

 

X脚改善ストレッチ1

まず、足を前に投げ出す形で床に座って下さい。この時、床がフラットなことを確認しましょう。絨毯の切れ目など少し凹凸のあるところに座って行うと、かえって腰や股関節に余計な負担がかかるため要注意です。

座ったら右足首を左ひざの上にのせましょう。足首方向から見ると、数字の4のような形になりますね。その形のまま右ひざに負荷をかけるようにして床方向へ押してください。時間としては5秒ほどで構いません。

これを左右足を組み替えながら3セット行いましょう。最初は足を押すと股関節が痛かったり、そもそも足があまり開かなかったりするかもしれませんが、力任せに負荷をかけるのはやめてください。余分な痛みを引き起こす原因になりかねません。

 

X脚改善ストレッチ2

続いて、2つ目のストレッチ方法です。

床にあおむけに寝て片膝を立てます。この時、膝を立てた足の裏は全面がピタッと床にくっつくように意識してください。

そしたら次に、足の裏を横に移動させ、立てた膝が伸ばした方の足の膝にくっつくような形で足を倒します。X脚の場合、股関節も歪んでいるので、倒すときには足の付け根などに違和感や痛みを感じるかもしれませんので、無理のない範囲で行ってください。息を吐きながら倒すと、余計な力が抜け、より倒しやすくなるかとは思います。

倒したら、息を吸いながら元に戻すように膝を立てて下さい。

そして今度は、立てた膝を外側に倒してください。この時も息を吐きながら倒し、吸いながら元に戻します。これを片足10回~20回繰り返してください。

 
この2つのストレッチ方法は、セットで行うと良いのではないかと思います。毎日続けることで体は確実に柔軟性を高めてきます。足がなかなか開かなかったような方でも、これらのストレッチを組み合わせて毎日行うことで、少しずつ足の開きが大きくなってきます。そうしているうちにやがて膝が床に着くほどになるかもしれません。それはつまり、股関節が柔らかくなり、歪みの矯正にもつながっているということです。

 

体をほぐすことでトラブルを未然に防ぐ

息の長いスポーツ選手を想像してみましょう。彼らに共通するのは、ほかの選手に比べて致命的な怪我が少ない、ということです。怪我というのは2パターンあって、不可抗力で負ってしまうものと日々の練習の負担から負うものとがあります。どちらのパターンも抱えてしまってからの治癒には一定以上の時間がかかってしまいますね。しかしこの時、体が柔らかいと余計な怪我を回避することができるのです。

体が柔らかいということは体の可動範囲が広いということになりますので、ショックを受けたときそれを逃がすことができるんですね。また練習の前後に行う入念なストレッチには、怪我の予防を図るという目的があります。

こうして考えてみると、ストレッチというのはX脚などのトラブルを抱えているからする、というのではなく、怪我をしないように、余計な歪みを抱えないように、毎日身体をほぐしてあげるという意味においても重要になってくるのではないでしょうか?

 

癒しのためにも日々の終わりにストレッチを

最初に申し上げたとおり、ストレッチでの改善にはある程度の時間がかかります。疲れている日には「今日はもうサボっちゃおうかな?」などと考えてしまうことがあるかもしれません。しかし、ストレッチをしてゆっくりとした呼吸を意識的に行うことは、リラックスの面でも大きな効果が期待できると思います。

大きな目的はX脚の改善ですが、1日頑張った体を癒してあげると考えて、1日の終わりにストレッチを取り入れてみませんか?

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