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理想の甘味料?!ココナッツシュガーのメリット・デメリット



お茶
 
甘くて美味しいだけでなく、ビタミンB群やミネラルなどの栄養も豊富なココナッツシュガーの原料は、ココナッツの木に咲く花の蕾から採取される蜜です。
甘い物は太るという常識を覆す、甘味料の中では驚きの低GI値なので、白砂糖や三温糖と比べて、同じ量を食べても太りにくく、血糖値の上昇も緩やかで、ダイエット中の人や、糖分の摂取量が気になる人にもお勧めです。


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そんな理想の甘味料とも言えるココナッツシュガーですが、優れた健康効果や美容効果などのメリットだけでなく、取り過ぎることで起こるデメリットもあるものです。
どんな食品も過ぎたるは及ばざるが如しです。

ココナッツシュガーを取ることで起こるメリットとデメリットを知り、上手に毎日の食生活に取り入れていきましょう。

 

ココナッツシュガーの最大のメリットは低GI値!

ココナッツシュガーの最大のメリットは、甘味料なのにGI値が低いということです。
白砂糖の109をはじめ、三温糖108、黒砂糖93、はちみつ88、体を冷やさずGI値も比較的低めの甜菜糖ですら65あるのに対して、ココナッツシュガーは僅か35と、大変低いのが特徴です。
GI値が低いということは、血糖値が緩やかに上昇するということなので、太りにくく、ダイエット中でも甘い物を安心して楽しむことができます。

また、中年以降で気になる人の多い血糖値や肝機能の悪化も、糖分の日常的な過剰摂取が原因の一つと考えられています。
著者の周囲でも、毎晩テレビを見ながらアイスクリームを食べるのを日課にしていた人が、ある日健康診断で血液検査をしたら、今まで高めだった血糖値が完全にグレーゾーンになっただけでなく、昨年まで大丈夫だった肝機能も少し悪化していてびっくりしたという話を聞きました。

甘い物の多くに入っている白砂糖は常習性があり、一旦食べ始めると、ストレスを感じた時や、リラックスした時にどうしても止められないものです。
あまり我慢しすぎてリバウンドするのも良くありませんが、勇気を出して市販のお菓子や、お砂糖たっぷりの飲み物を止めて、GI値の低いココナッツシュガーを使用した自作のお菓子や飲み物で、上手に食欲と付き合っていくことをお勧めします。

 

甘味料なのに栄養素が豊富

通常甘味料として用いられる白砂糖は勿論のこと、白砂糖よりミネラルが豊富として愛用している人も多い三温糖ですら、そこに含まれる糖分以外の栄養素はごく微量です。
糖分以外の栄養素が比較的多い黒糖やはちみつにはカリウムや鉄分がありますが、GI値が80以上と高めなので、夜遅い時間にちょっと甘い物が欲しくなったからと気軽に食べるのは、太りやすくなるので避けた方が無難です。

しかしココナッツシュガーは、黒糖やはちみつ同様、ミネラルやアミノ酸、ビタミンB群などの栄養素がとても豊富な上にGI値も低いので、夜中におやつとして少量使用しても体への負担も少なくて済みます。
夜寝る前のホットミルクやホットココア、温かい紅茶の甘味付けとして、ぜひ活用していきましょう。

 

さっぱりした甘味だけれど虫歯には注意!

ココナッツシュガーは、通常の白砂糖を食べるよりも独特の香ばしい果実の風味でさらに甘味を感じられるような、そんな美味しい甘味料です。
しかしココナッツシュガーだけでなく、どのような甘味料も食べた後には必ず水で口をすすいだり、寝る前は歯磨きをしっかりしなければ虫歯になってしまいます。
甘さがさっぱりしているからと油断せず、食べた後のデンタルケアはしっかり行いましょう。

また、ココナッツシュガーは果糖が多いので、食べ過ぎると肝臓に負担がかかる可能性があるとも言われています。
健康や美容に嬉しい栄養素がいっぱい詰まったココナッツシュガーですが、どんな食材も食べ過ぎは厳禁です。
手作りお菓子やヨーグルト、コーヒーや紅茶などの飲み物の甘味料として、常識の範囲内で適量を摂取するように心がけましょう。

 

市販のお砂糖と比較して価格が高い

ココナッツシュガーの一番のデメリットと言うと、やはり価格です。
甘味料として多くの人が使用している白砂糖は、1Kgがわずか200円程度で購入できるのに対し、ココナッツシュガーは300gで1,000円以上するものが殆どな上に、オーガニックな栽培に拘ると、さらに価格は少し高めになります。
小さじ1杯が5g、大さじ1杯が約15gということから考えると、300gだと1日大さじ1杯で20日分ということになるので、白砂糖の代用として大量に使用するのは躊躇しがちなところです。

また、ココナッツ独特の甘くて香ばしい風味は、洋食には合うかもしれませんが、和食や煮物などには今ひとつしっくりこないと感じる人も少なくないことと思います。
普段の調理には同じくGI値が低くて甘味を出すことのできる、みりんやクセの少ない甜菜糖を中心に使用するようにして、ココナッツシュガーは飲み物やスイーツの甘味付け、トーストやヨーグルトにトッピングとして使用すると、よりストレス無く楽しむことができるのでお勧めです。

甘味料はココナッツシュガー以外にも、甜菜糖やアガペシロップなど、GI値の比較的低いものや、少量で甘味をしっかり出せるはちみつなどがありますが、適材適所で無理なく納得のいく方法で使い分けていくことが、上手に甘味料と付き合うポイントです。

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