ネイルを美しく保つ甘皮のケア
爪をファイリングしてお好みの形に整えた後は、甘皮の処理をしましょう。爪や指に余分な甘皮が残っていると、ポリッシュ(マニキュア)を塗った時にはがれやすくなったり、ジェルネイルをした時に浮いてしまったりする原因になります。
美しいネイルを維持するためにも、甘皮はしっかりと処理しましょう。
では早速、甘皮処理の手順について説明させていただきます。
何事にも下準備が大切
まずは甘皮を処理するための下準備をしていきましょう。
最初に、エタノールをコットンにしみ込ませて、指先を消毒します。甘皮をカットする際にバイ菌が入って化膿したりすることを防ぐためにも、しっかりと消毒をしましょう。
次に、キューティクルリムーバーを甘皮につけ、甘皮を軟らかい状態にします。指やコットンでマッサージするようになじませると、甘皮が柔らかくなって、ケアしやすくなります。
そして、フィンガーボールにお湯を張り、指先を5分から10分程度浸します。お湯が熱すぎると、乾燥肌の原因になったりもしますので、お湯の温度は人肌くらいにしましょう。甘皮がふやけてきたら、タオルやガーゼで優しく水分を拭き取ります。
とにかく優しく、優しく拭き取ることを心がけてください。こするようにごしごしと水分をふき取ったり、強く拭き取ったりすると肌を傷めてしまいます。
以上で下準備は完了です。
徹底的に甘皮の処理
さて、いよいよ甘皮処理の開始です。
まずはメタルプッシャーを使用して甘皮を押し上げます。強く押し上げすぎると爪や肌を傷めてしまいますので、優しく押し上げましょう。
メタルプッシャーはコットンスティックでも代用することができます。その場合は、ウッドスティックにコットンを巻きつけ、甘皮を押し上げます。コットンに水分を含ませてから、優しく押し上げていきましょう。
そして、余分な甘皮をキューティクルニッパーでカットしていきます。甘皮を切りすぎるとそこからバイ菌が入って化膿してしまったり、色素沈着してしまったりすることがありますので、あくまでも「余分な」甘皮のみをカットしていきましょう。
オイルを使って仕上げたら完成
甘皮の処理が完了したら、最後に仕上げをしましょう。
爪の生え際や甘皮の部分にキューティクルオイルを塗り、指でマッサージをしながらなじませます。指の腹を使ってマッサージすることで、オイルが浸透し、指先に潤いを与えて保湿をすることができます。
少々時間と手間はかかりますが、甘皮をしっかりと処理することで爪の面積が大きくなり、指を美しく、長く見せることができます。甘皮のケアはアートの持ちを良くするための必須条件ですので、念入りにお手入れしましょう。