体臭を強くする代表格「肉」
体臭の原因は様々ですが、その多くは食習慣に原因があります。
香水がなぜ西洋で発達したのかといえば、それは西洋人の体臭がきついからです。西洋人の体臭がきついのは西洋が肉食を中心とした食文化を持っているためであり、このように何を食べているかによって体臭は大きく左右させるのです。
体臭を悪化させる食品の代表選手は「肉」です。なぜ肉がそれほど体臭に悪いのかといえば、肉には動物性たんぱく質、コレステロールなどといった体臭悪化の因子をたくさん持っているからです。
肉をよく食べる欧米人は日本人よりも体臭が強い
肉を食べ過ぎる事で汗腺が刺激され、汗とともなってきついにおいを発する事になります。
また肉を食べると、肉に含まれるたんぱく質を分解する際には、インドール、スカトール、フェノールなどの発がん性物質や、悪臭の原因となるアンモニア、硫化水素、そして大腸がんの原因となる腐敗毒素が発生します。
そしてこれらの腐敗毒素は血液中に吸収されて全身をめぐり、発汗の際には汗とともに汗腺から分泌されます。これが体臭の原因となるのです。
日本人と欧米人 食品と体臭の違い
これを証明する事実として、元来狩猟民族であり肉食を中心としてきた欧米人は体臭がきつい傾向があります。
それとは逆に、元来農耕民族であり、米や野菜、魚といった和食を中心としてきた日本人は体臭が控えめである傾向があるのです。
実はニキビにも影響する肉食
また、女性は肌トラブル、たとえば肌荒れニキビに悩みますが、これらも体臭が形成されるのと同じ流れで発生する症状である為、肉食を控えるだけで肌には随分といい効果があるとされています。
自分の食生活を見直したとき、肉中心の生活になっていないかどうかチェックしてみましょう。
そして、改善の余地があるならばぜひ改善しましょう。これは体臭だけでなく、健康全般にプラスになる事です。
その参考として、一口に「肉料理」といっても、どのような肉料理が危険かを知っておくといいでしょう。
肉食をするなら脂肪分に注意を払って
簡潔に言うならば、脂肪分の多い肉は危険と認識できます。
肉に含まれた脂肪は酸化して過酸化脂質となり、皮脂腺から漏れ出して体臭をきつくするのです。
脂質が多い食品例
ステーキ、焼肉、牛丼などは脂質が多い為、これらをよく食べる人は体臭がきつくなる傾向があります。霜降り肉やロースなどの脂身の多い部分を食べるときには、食べる量には十分注意したいものです。
このほか、肉類を油で揚げたり炒めたりしている場合には、脂質がいっそう多くなります。
揚げている肉類はカツ丼などの国民食から、から揚げ、メンチカツ、串かつなど、多くの人に好まれる料理が数多くあり、炒めた肉類ではハンバーグ、ソーセージ、ベーコンなどがあります。
これらの食品は肉と油の塊のようなものなので、食べるときには十分に注意したいものです。