> >

色彩の世界は奥が深い



色の世界は複雑で奥が深く、単純に自分の感覚だけで好きな色を並べていると何となく混乱した印象になってしまいます。
デザインの分野では色はしっかりと理論化されており、特に工業デザインの現場では色とその成分、色彩の名前が一致するようになっています。

 

色彩

 

これは工業製品などを制作する時に、その都度色に対する印象が変わってしまうとクレームに繋がりやすく、工場でロットなどを指定する事が難しくなるからです。


スポンサードリンク


 

 

印刷業界でもカラーは統一されている

DTPデザイン、装丁でも同じです。
手にとっている一冊の本は、実は背後でデザイナーが制作班と綿密な色合わせを行って初めて形になるものなのです。
建築も同じく、環境デザインの現場では特に色見本を利用したカラーの指定が一般的です。

 

日本塗装工業協会、関西ペイントなどの小さな色のチップのついた色見本帳を見たことがある方もいらっしゃると思います。
大体パラパラとめくりやすく綴りになっているのですが、一枚に対し数色のチップが貼られている事が多いため、現場での色合わせには別途その色を塗ったサンプルを用意してもらいます。
小さいチップで見た時の色の印象と比べると、大きい面積で見る色はかなり明るく見えます。そのため1cm×2cm程度のチップでなく、少なくとも15cm程度はあるものが必要なのです。

 

 

メイクにも色理論が取り入れてある

パーソナルカラーの場合は化粧や服飾分野の色合わせという事で、逆に使用するスワッチ位の大きさの色見本が一番都合が良いようです。
あくまでも顔の側にスワッチを構えてその人の肌色を知るという要素で、色味の確認という面が大きいのかもしれません。
そういえばアイシャドウや口紅は小さなパーツに塗るため、大きさより全体をトータルした時の色味が大事ですね。
複雑な印象の色を使う時ほど、もともとの自分のベースカラーがフォーシーズンの中の何に相当しているのか分かると安心です。

 

いつも代わり映えしない口紅で、季節の変わり目になんだかぼやけたメークになってしまう、また浮いた色合いの化粧になってしまう、とお悩みの方には特に、パーソナルカラー診断はオススメです。
ちぐはぐな感じや自分にそぐわない感じが段々少なくなり、流行のモノトーンをおしゃれのベースに持ってきてもアクセントの効いたコーディネートが出来るでしょう。
工業製品もおしゃれも、全体で見たときの印象が大切。それぞれの分野で発達した色合わせ方法があり、その中でファッションで大活躍しているのがパーソナルカラーという訳です。

このエントリーをはてなブックマークに追加


スポンサードリンク
スポンサードリンク
タグ:
この記事は当ブログのライター「唄花火」が書きました。

Comments are closed.