知っていて得する歯医者さん限定のガム

歯医者さんでガムを買ったことはありますか。
ボトルや袋に入ったタイプのもので「XYLITOL」「リカルデント」など、コンビニエンスストアやスーパーマーケットでもよく見かけるブランド・メーカーのものなのですが、売られているボトルや袋をよく見ると、「歯科専売」と書かれているんです。
さて、この売られているガム、市販のガムとどこが違うと思いますか？

歯に優しい工夫がいっぱい

入っている量が違う、味が違うという見た目からわかる部分もありますが、大きく違う部分は一般的に売られている商品よりも歯に優しい工夫がされていることです。

たとえばロッテ社製の「XYLITOL」であれば、甘味料としてキシリトールが100％使用されています。これはガム一粒に対する割合で考えると、一般的に売られている「XYLITOL」の約二倍にもなるそうです。

キシリトールは配合量が大切だった！

キシリトールといえば虫歯の予防に効果があるとされている糖分です。
市販の商品にもキシリトール配合、と書かれているお菓子がよくありますが、キシリトールが配合されていても配合率が50%未満であれば、キシリトールの効果はあまり期待できませんし、他の糖が入っていることで虫歯になるリスクが高まることもありえます。

虫歯予防に効果的な摂取のしかたとしては1日に三回から五回、食後や間食後、寝る前などに食べるのがいいようです。
寝る前に食べる、というと逆に虫歯になってしまうのでは、と思われるかもしれませんが、キシリトール自体が虫歯の原因である酸を作りませんので、キシリトール100%であれば問題ない、というわけですね。

ただし歯にいいからといって、食べ過ぎてしまうのは禁物です。
キシリトールは摂取しすぎると、おなかをゆるくしてしまう作用があるのです。
適正な摂取量を守って、より強い歯を作っていきたいですね。

日本勢も負けていません！

他にも日本クラフトフーズ社「リカルデント」の場合には歯の石灰化を促進する成分CPP-ACPを二倍配合していたり、グリコ社製「POs-Ca F」はフッ素含有の緑茶エキスが入っていたりと、市販のガムにはない歯に優しい工夫がそれぞれにされています。
お値段は市販のものよりも若干高めのものも多いですが、虫歯予防には大変効果的なのです。

ガムを噛むこと自体が実は良いことだった！

ガムをかみ、唾液が分泌されることで歯の再石灰化が促進されます。
ガムをかむこと自体が歯にいいのなら、より歯にいいガムを利用してはいかがでしょうか。
普段ガムをかむことが多い方や、虫歯を予防したい方はぜひとも歯科医院専用のガムをチェックしてみてくださいね！

Tweet