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歯磨き粉はどう選ぶ?歯磨き粉に関するQ&A



皆さんは、歯磨きをする際に「歯磨き粉」は使ってまいすか??
 
アロマテラピー

これは患者さんからもよくある質問で「歯磨き粉って使うの?」「どれがいいの?」「何歳まで使うの?」などと聞かれます。


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歯科医師、衛生士によってもそれぞれ説明が違うかもしれませが、わたしの観点からお話しさせていただきます。

 

歯磨き粉に関するよくある質問

Q1「歯磨きするとき歯磨き粉は使ったほうが良いの?」

 

A.「はい!!ぜひ使って下さい。」

 
なぜなら、歯磨き粉には歯はもちろん!!歯ぐきや口臭を予防する成分が入っているので、口腔環境を整える手伝いをしてくれるからです。

ここからもう少し詳しくご説明していきます。
歯磨き粉には下記のような薬用成分が含まれています。

 
【成分表】
・フッ素(F):むし歯予防の成分で歯を強くします。また一度むし歯になりかけた歯を戻してくれます。

・ソルビット・プロピレングリコール:湿潤材でお口の中に潤いを与えます。

・トラネキムサン:歯肉の炎症を抑える効果があります。

・キシリトール・サッカリンナトリウム:香味料。甘いですが砂糖ではないのでむし歯にはなりません。

・ラウリル硫酸ナトリウム:発砲性があり汚れを浮き上がらせます。

 
みなさんが耳にしたことのある成分もあったのではないでしょうか?

このような主成分で歯磨き粉はできています。特にみなさんもご存じのフッ素は歯を強化だけではなく、むし歯になりかけた歯を戻してくれる再石灰化という働きにも役立っています。
これを少しでも覚えていただいて、これからご購入する際には参考にしてみて下さい。

 

Q2「どの歯磨き粉を選べばいいの?」

 

A「自分の口腔環境に合った歯磨き粉を選びましょう」

 
様々なメーカーから様々な歯磨き粉が販売されており、お店でもずらっとたくさんの歯磨き粉が並んでいますよね。
これではどの歯磨き粉がいいのか迷ってしまいます。

よくやってしまいがちなのが「安いから、よく聞くメーカーだから」という理由で選ぶことです。
これはあまりよくありません。

日頃のブラッシング時間が短い方が発砲性の高い歯磨き粉を使うと、すぐ口の中が泡でいっぱいになりますので、さらにブラッシング時間が短くなってしまう可能性があります。
こういう方には、低発泡の歯磨き粉がおススメです。

 
歯周病が進んでいる方でむし歯予防の歯磨き粉を使っている方もいますが、歯周病進行抑制用の歯磨き粉の方が歯周病菌を殺菌す薬用成分配合の物を選んだ方が良いかともいます。

歯科専門である歯科医師、衛生士にご相談してみるのもよいでしょう。自分の歯に合った歯磨き粉を使用して口腔改善につなげましょう。

 

Q3「歯磨き粉は何歳まで使うの?」

 

A「使える限りずっと使ってください」

 
小児の歯は成人の歯に比べてフッ素を取り込みやすくなっています。成人になるにつれて徐々にフッ素の取り込み量が減ってきます。しかしフッ素配合の歯磨き粉を使っている人と使っていない人のむし歯や歯周病の発生率や、将来の残存歯数も変わってくるというデータもあります。

小児から成人まで歯磨き粉を使っていただいた方が歯の健康、お口の環境を整えるのにいいです。

 
歯磨きはプラークと呼ばれるむし歯、歯周病の原因である細菌を除去することを目的としています。苦手な方が無理に歯磨き粉を使う必要はありませんが、歯磨きにプラスで使用してもらった方が効果的です。

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