がん治療にも活躍するプラセンタ!人気アンチエイジング成分の効果とは
アンチエイジングというと、どこかの化粧品の乳液や化粧水を連想してしまうことが多いのでは?
アンチエイジングとは「抗老化」や「若返り」、細胞の若返りを意味しています。
そして、その細胞の若返りを助ける成分としてよく知られているのがプラセンタ。プラセンタには細胞の分裂を適切にコントロールする成分が含まれています。
プラセンタに含まれる成長因子とは?
「成長因子」「グロースファクター」「細胞増殖因子」という言葉をどこかで聞いたことがありませんか?
これらは全て同じものを意味する、プラセンタに含まれている成分です。
「成長因子」には体内の細胞分裂を活性化させて新しい細胞をどんどんと増やす働きがあります。しかも、驚くことに、弱った細胞やケガなどでダメージを受けた細胞からも、新しい細胞を作り出すことを助けているというのです。
プラセンタの効果、効能
プラセンタの肌に現れる効果としては、
・肌にハリが出てくる
・肌の艶が良くなる
・肌が明るくなる
・しみやソバカスが薄くなる
などという研究結果が報告されています。
また、健康に関する効果として、
・末梢の毛細血管を作り出す
・がん化した細胞は増殖させない
・免疫力の強化
・血流改善
・抗炎症作用
などという研究結果があることも発表されています。
プラセンタには免疫力を高める働きがある
免疫力とは人間にもともと備わっている防御パワーのこと。身体の中に侵入してきたバイ菌やウイルスから身体を守る働きのことを指します。
人間の身体の免疫システムの細胞からは、サイトカインと総称されるタンパク質が分泌されています。このサイトカインとは細胞に情報を伝達したり細胞を活性化させる物質です。
プラセンタはこのサイトカインの合成を促進しますので、結果的に身体の免疫力を高めることができるというわけです。
プラセンタには血流を改善する効果も
プラセンタには血流を改善させるという働きがあるのですが、これは末梢の毛細血管までも作り出してくれるのです。
血流が改善することで各器官は正常な機能を果たすようになります。
幅広い分野で成果を上げているプラセンタ
プラセンタにはムコ多糖という人の身体の細胞間を埋める物質が含まれているため、炎症を抑え、成長因子の作用で壊れた組織の修復を促進する働きもあります。もともとプラセンタは美容成分として利用されていたわけではなく、肝炎や肝硬変などの治療に使われる成分として知られていたほどです。
現在でもプラセンタは治療薬として、「更年期障害」「関節リュウマチ」「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」「神経痛」「歯周炎」「顎関節症」など広い疾患や領域で使われています。
アンチエイジングではもちろんのこと、女性に嬉しい生理痛や冷え性などの緩和、風邪をひきにくくする効果など、プラセンタは身近な分野でも医療の分野でも様々な成果を上げているのです。