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覚えておきたい香水用語「ノート」 ノートによって香水のイメージは作られます



香水

香水の香りを表すとき、「フローラル系の香り」「オリエンタルな香り」といった抽象的な言葉が使われております。
大体どんな香りを基盤としてつくられているのかを分類しているものです。

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覚えておきたい香水用語「ノート」

これを香りの「ノート(香調)」といいます。
とは言っても、全ての香りがどれかに属するかというと違いますし、個人個人で香りの感じ方は違いますのであくまで目安として香水を選ぶ時の基準にしていただければよいかと思います。

 

ひとつの指針となっているのがハーマン&ライマー表

系統の分類で有名なのはドイツのハーマン&ライマーという香料会社が提示した表です。
シトラス系(オレンジ、レモン、マンダリン、ベルガモット等のライトで瑞々しい香り)、フローラル系(その名のとおりお花を基調とした香り。
この中でもブーケ系・シングル系・グリーン系と細かく分類されることがあります。)、
オリエンタル系(アンバー、ムスク等を使用し、東洋のエキゾチックなイメージ)、シプレー系(ベルガモッットやオークモスを基調としたフォーマルな香り)、フゼア系(シプレー系のメンズ向き落ち着いた香り)などがそれにあたります。

それに加えて現在は多種にわたる香水が出て来たことで比較的新しい系統が登場し複雑化しています。

 

グルマン系

例えば「グルマン系」と呼ばれる香り。お菓子のように甘く、匂いを嗅ぐとまさに食べれてしまうんじゃないか?と思うような香りです。
クッキー、チョコレート、ハチミツ等おいしそうな商品が様々なメーカーから登場しています。
少しもったりとしていますが、甘さだけではなく、他のさっぱりとした香りと調合されていて単に甘いだけではないものが多いです。

有名どころのラルチザン(バニリア)、セルジュルタンス(ミエル・ド・ポア)、ゲラン(アクアアレゴリア イラン&ヴァニーユ)等もこぞってバニラを取り入れたグルマン系を発表しているところをみると、人気が高いようです。

 

 

重ねづけが楽しめる香水Sugar and Spiceシリーズ

ジョーマローンで限定発売された「Sugar and Spice」シリーズ。
こちらはテーマの元に5つ香りが発表されました。
ジョーマローンはコンバイニングと言って単体ではなく重ね付けして楽しむ方法を勧めています。
このシリーズもレモンタルト、レッドカラントクリーム、グースベリー、ジンジャービスケット、ビターオレンジ&チョコレートといったそれぞれ美味しそうなネーミングが付けられていますが、重ねることで自らお菓子に味付けしている感覚になりとても楽しいです。

 

 

お茶系の香水もあります

また、他にも「お茶系」と呼ばれる系統があります。エリザベスアーデンのグリーンティーが有名ですね。
まさに緑茶の香りを配合しており、とてもリラックスできます。
ペンハリガンの「ヴァーラ」はレモンティーの香り、廃盤となってしまいましたが、ラルチザンの「二人のためのお茶」という素敵なネーミングのものもありました。ブルガリのシリーズもジャスミン、ダージリン、ラプサンティー等、お茶の香りを基盤として制作されているものが多いです。お好きな食べ物や飲み物の香りで検索してみると意外とよいものが見つかるかもしれませんね。

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この記事は当ブログのライター「quail eggs」が書きました。

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