「石けんシャンプーでカラーリングの色落ちが早まる」というのは本当?
「石鹸シャンプーは、カラーリングした髪に行っても大丈夫なのか……?」そう疑問に思った方はいませんか?
白髪染めだけでなく、おしゃれ染めなどで今やほとんどの人がカラーリングをしている時代です。
カラーリングをしていて気になるのは、「傷み」「色あせ」……。
普通にシャンプーしているだけでも色がどんどん褪せていって、「美容院で染めてもらった後はイイ感じだったのに、今の髪の色ときたら……」と鏡を見る度にショックを受けたりしますよね。
色あせを気にして、色が落ちにくいカラーヘア用のシャンプーをわざわざ使っている人もいるのではないでしょうか。
カラーリングが石鹸シャンプーで落ちる?!
実は、「石鹸シャンプーを使うとカラーリングの色あせが早い!」という人が多いのです。
なんと、「カラーリングして石鹸シャンプーしてたら1週間で色がとれてしまったんだけど…」という悲しいお知らせも……。
その一方で、「そんなことないよ。普通に1ヶ月はもつよ。」という人もいます。
これは一体どういうことなのでしょう。
石鹸シャンプーは本当にカラーリングの色落ちを早めるのか……?
そのナゾに迫ります!
色落ちはカラー剤の質による
石鹸シャンプーでカラーリングの色落ちが早まるかどうかは、カラーリングする薬剤によるそうです。
どのような薬剤なら色が落ちにくいのでしょうか?
私達が普段よく行う白髪染めやおしゃれ染め(ヘアダイ)、永久染毛剤、ジアミン系染料の薬剤は、石鹸シャンプーを使ったからといって早く色があせることはありません。
ですが、美容院で高いお金を払って施術してもらうカラー剤と、コンビニやドラッグストアで数百円で買えてしまうカラー剤とが同じ質であるとは誰も思わないと思います。
しっかりした美容院で使われているような、質の良いカラー剤であれば……というハナシです。
コンビニやドラッグストアで買うような美容院より質の低いカラー剤は、当然色あせも早いでしょう。
色落ちしやすいカラーリング剤も
それ以外で色が落ちやすいのは、1日だけ染めることのできるカラースプレーや、酸性のヘアマニキュアです。
これらは、石鹸シャンプーに限らず色落ちが早いものです。
ヘアマニキュアの場合、石鹸シャンプーのあとに酸性のリンスを使うと色持ちが多少よくなるようです。
色あせの早さについては、石鹸シャンプーだからというよりは、カラー剤やその人の髪質によるものだと思います。
カラーリングの色は落ちないけれど……
「石鹸シャンプーを使うとカラーリングしても色がすぐに落ちる」というのは、迷信だと考えてよいと思います。
石鹸シャンプーが気に入った人は、カラーリングした髪でも石鹸シャンプーを使い続けることができるとわかって一安心ですね。
でも、みなさん御存知の通りヘアダイをすると髪がとても傷みます。
せっかく石鹸シャンプーで健康な地肌と髪を手に入れようとしているのに、染めることに髪の毛をいじめるのはなんだかもったいない気がするのは私だけでしょうか…??