美しい手を作る「ハンドパック」とは?~ネイルサロン、施術の流れ8
カウンセリング、ファイリング、キューティクルケア、クレンジング、マッサージと進み、その後に行われるのがハンドパックです。
通常では、カラーリングを行わない場合には、ここまでが、ハンドケアの施術内容です。
ハンドパックのトリートメント内容は、パラフィンパックというものを使用するケアがネイルサロンでは多いです。
塗布する前には、肌質や目的に合わせたクリーム等を手元に塗りこみ、スキンケア効果を高めていきます。
ハンドパックの手順
まずパックの塗布方法からです。
パラフィンパック容器に片手ずつ手を入れていきます。
入れて出すという方法を3回ほど続けて繰り返し、パラフィンパック料に適度な重みをつけていきます。
パック料を塗布する際には、温度は40度から42度ぐらいが適切な温度になります。
熱過ぎない様にしっかりと管理しておくことが必要になってきます。
その後、パックから手を出したら、ミトン装着とパック料の除去をおこないます。
手をビニールで包みミトンで保湿することでしっかりと手にパック剤が浸透します。
10分から15分ほどそのまま放置し、その後丁寧にパック剤をとっていきます。
ファイリングの再チェック
パックが終了したら次に行うケアは、ファイリングの再チェックです。
これはフリーエッジの最先端部分の仕上がりをチェックするという方法です。
カラーリングの前に行うことで、ざらつきがある場合にはそれをファイリングで再修正することが大切になってきます。
最先端部分を丁寧に美しくベースをつくっていくことで、その後のカラーリングの仕上がりが格段に変わってくるので必要な工程になってきます。
ファイリング再チェックの手順
まずは、一本一本の爪の先を、指の腹でさわり、フリーエッジ部分にざらつきが残っていないか確かめていきます。
ざらつきが残っている場合に、仕上げた爪の形をゆがめないように注意しながら、エミリーボードで軽くファイリングしてなめらかにしていきます。
水分と油分を取り除く
その後に行うケア方法は、水分と油分の除去を行っていきます。
これは爪の表面と裏側に残っている水分と油分を丁寧に除去することにより、その後のカラーリングの付き具合がかわってきます。
スチームタオルでふき取れなかった水分や油分を完全に取り払っていきます。
マッサージクリームなどが爪に残っていると、ネイルカラーを綺麗に塗布することは難しくなっていきます。
細かい部分にも、丁寧な作業がネイルの仕上がりを変えていくことを忘れてはいけないのです。
ポイントはスティックにコットンを薄く巻きつけて、アルコールかポリッシュリムーバーを含ませて爪の表面をふき取っていきます。
フリーエッジの裏側部分も、同様にして水分と油分をふき取っていきましょう。