体の歪みを矯正しよう①まずはひとりでできるゆがみチェック!悪いところがわかります
体の歪みは、様々な不調の原因となります。まず、自分の体のどこが悪いのかを自己診断してみましょう。
歪みがもたらす悪影響
人間の体は一人ひとり皆違うものですが、さらに自分でも気づかないかたよりや癖があります。
完全に左右対称の体型をしており、整っているという人はいないでしょう。その歪みは、毎日の生活の中でとっている姿勢や、心の状態が積み重なってつくられたものです。
歪みをそのままにしておくと、呼吸や血流、ホルモンバランスが悪くなり、心身に悪影響を与えます。
ヨガで歪み取り
ヨガでは、この体の歪みを修正するポーズや動きを行い、心身をあるべき状態に整えます。
これを修正体操とも呼びますが、この体操の本当の目的は呼吸を正しくすることです。
呼吸が矯正されると、単に体が整うだけでなく、深い呼吸が可能になることで脳波が安定し、心の状態が安定します。
私たちは、疲れた時などに自然にあくびをしたり伸びをしたりして気分が良くなるような行動をしますが、矯正体操もそれらに似たものだとイメージして行ってください。
気持ちの良いように動けば、歪みがとれるように人間はできています。
自分のゆがみをチェック!
まず、自分の体の歪みがどのようなものか確認をしてみましょう。
骨盤
仰向けになって寝ます。そのまま両足の裏を合わせて合蹠になります。その時膝が床につかなければ骨盤に異常があります。
骨盤
ひざ立ちになります。そのまま上体を後ろへ反らそうとする。反ることが難しい場合、骨盤が締りすぎています。
腰
仰向けに寝て、両足を開きます。片方の膝を立てて、内側に倒す。その膝が床につかない場合、腰(特に生殖器・泌尿器に関連している部分)に異常があります。
腰
立って、前屈を行う。この時、膝が曲がってしまう場合、腰に異常があります。
肩
仰向けに寝て、両手で膝を抱えます。そのまま体を起こそうとします。起き上がれない場合、肩が凝っています。
歪みは急に起こるわけではありません
体は、少しずつ、様々にゆがんでいます。レントゲンで調べても分からないような微妙な歪みでも、背骨から出ている神経を圧迫して、各種の問題を引き起こしている場合があるのです。
前後・左右・上下・ねじれなど、僅かなずれが重なり、腰痛、肩こり、便秘、下痢、冷え性、視力低下などを引き起こし、そのまま固定してしまうと治りにくくなってしまいます。
ヨガでは、健康や心のバランス力を高めるためには、同じ事を続けてはならないと強調して教えます。不快な刺激やゆがみに対して良い状態に戻ろうと絶え間なく活動しつづけることが、生きることであるからです。