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キメの整った肌とは皮丘がそろっている状態。キメ肌への第一歩は皮膚の構造を知ること



皮膚

 

私達の身体を覆っている皮膚はただの皮ではありません。
常に代謝を繰り返し、新しくリニューアルしています。まずは皮膚の表面について説明したいと思います。

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皮膚の表面にある皮脂膜

表面を覆っている膜を「皮脂膜」といいます。
皮膚の表面は常に弱酸性(pH4.5~pH6.0)に保たれています。
洗顔料などは「弱酸性」といわれてもpH10前後のアルカリ性です。
健全な皮膚は強いアルカリ性に触れても自らの力で弱酸性に戻ります。
洗浄後、皮膚が弱酸性に戻ってくる途中「弱アルカリ(pH6~pH8)」を通ります。
この弱アルカリの状態が皮膚病の原因とされるアクネ菌や黄色ブドウ球菌などの雑菌が繁殖しやすくなります。
アルカリを中和し、肌の状態をアルカリ~弱酸性に戻す事を「アルカリ中和能」といいます。
アルカリ中和能によって私達の皮膚は雑菌などから皮膚を守っています。
乾燥肌の人は弱アルカリの状態(pH6程度)が続くため雑菌が繁殖しやすく、アトピー・ニキビなどの原因となるので、こまめなお手入れが必要です。

 

 

キメとは何でしょう?

続いて皮膚表面の「キメ」について説明したいと思います。
皮膚の表面をよくみると網目状に細かい溝が走っています。この溝を「皮溝」といいます。
この溝が囲っているひし形の丘を「皮丘(ひきゅう)」といいます。
この「皮溝」と「皮丘」は私達の外観に大きく影響します。
この皮溝の幅が狭く、浅く、皮丘がそろっている時は、キメが細かい肌」といいます。
反対に皮溝の幅が広く、深く、皮丘が不揃いの時は「キメの粗い肌」といいます。
キメの細かい肌は光の反射によって美しく見えます。

 

 

皮膚はたくさんの層からで出来ている

皮膚は大きく分けて3つの層に分かれています。
上から「表皮」→「真皮」→「皮下組織」の順番で層になっています。
表皮と真皮をあわせて「上皮」といいます。
上皮と皮下組織が人の皮膚を構成しています。
表皮は深部から「基底層」→「有棘層」→「顆粒層」→「角層」と上部にむかって層になって分かれています。
このように皮膚は一枚の皮ではなくたくさんの層から出来上がっています。
表皮の厚さはうすい所で約0.2mm程度です。
表皮細胞は真皮層の基質内の養分を栄養源として基底層から肌表面の角質層に向かって細胞分裂をします。
成長をくりかえしてやがて剥がれ落ちリニューアルしています。

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この記事は当ブログのライター「slowroom」が書きました。

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