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もしかしたらわたし自己臭恐怖症かも?自己臭恐怖症は思い込みによって発症することも



自己臭恐怖症

 

日本人は、世界中の国々の中においてもトップクラスの清潔好きです。そのため、体臭や口臭に敏感な人が多く、たくさんの人が「自分は臭うのではないか?」と悩んでいるのです。
でも、中には全然臭くないのに、自分は臭いと思い込んでいる人もいます。そんな「自己臭恐怖症」についてお話しします。

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自己臭恐怖症の症状

何かのきっかけで、他人が自分のことを臭いと思っているのではないか?というところから始まり、やがて、話している相手が鼻に手を持っていくだけで「自分が臭いから鼻を押さえて我慢しているのでは」などと過剰に気にするようになります。
自分が醜いのではないかと悩む「醜形恐怖症」やうつ病を併発することもあり、強迫神経症の一種であると考えられていて、本人にとっては非常に深刻な病気です。
ひどくなると「自分がいると他人に迷惑をかける」と思い込み、家に引きこもったり、自殺を考えることも。こうなるともう、精神科を受診して治療を受ける必要が出てきます。

 

 

自己臭恐怖症になりやすい人とは

他人の目が気になりやすい人、几帳面で潔癖症の人、完璧主義の人がなりやすいと言われています。
基本的に自分に自信の持てない内気な性格の人は、他人のちょっとした言動もすべて自分に結び付けて考えてしまう傾向があります。
そのため、自分と話している相手が咳やくしゃみ、鼻すすりなどをすると、たとえそれが風邪をひいているためだとしても「私が臭いからあんな仕草をするんだ」と思い込んでしまうのです。

 

 

自己臭恐怖症を克服するために

すべては「自分は臭い」という思い込みが原因なので、「あなたは別に臭くないんだよ」ということを分からせてあげることが克服の第一歩です。
しかし、長い間悩み続けてきた人は、他人から「臭くない」と言われても、「私を慰めるためにあんなことを言っているのだ」と、なかなか素直に信じることができないのが普通です。
そもそも、他人からそう言ってもらえただけで克服できるような人は、病気になるまで悩みません。
近頃では口臭外来を設ける歯医者さんが増えてきているので、そういうところに連れていってデータという目に見える形で結果を見せるのもいい方法ですし、同じ悩みを持つ人たちで構成される集まりに出席して気持ちを吐き出すのも効果的です。
「ニオイ」の問題はとってもデリケート。本人もつらいですが、周りに迷惑をかけてしまうことも多いので悩む人が後を絶ちません。人と会うことが怖くなるほど自分を追い込む前に、適切な第三者の力を借りて自分が本当に臭いのかを確かめてみましょう。その結果、「あなたは臭くなんかありませんよ」と言われたら、それを信じていいのです。

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