香りで美肌&癒し効果…アロマセラピストによるフェイシャルエステ
アロマというのは芳香のこと。テラピーは療法のことですね。
つまりアロマテラピーというのは、よい香りのするアロマオイルで心身ともに健やかになっていくことを目的にしています。
フェイシャルエステサロンでエステをする人をアロマセラピストといいます。
民間のしっかりした機関で資格を取ってはじめて、お客様に施術ができます。
しっかりした基礎知識のもとで、お客様の肌悩みに対処していきます。
良い香りをかぐと鼻から脳の視床下部に伝わります。
自律神経をコントロールしたり、ホルモンバランスを整えるのです。
またアロママッサージをすると、皮脂膜や角質層を通過し、肌に潤いを与えます。
また有効成分が、毛細血管やリンパを通じて体内を駆け巡るのです。
それゆえ、お客様はリラックス効果と、美肌効果を深いところから感じ、癒されるのです。
フェイシャルエステで使用されるマッサージオイル
マッサージにはマッサージオイルまたはマッサージクリームを使います。
エステサロンでは浸透性のよいオイルを選んで使うことが多いです。
マッサージオイルは様々ですが、肌別におすすめのオイルをご紹介しましょう。
●ノーマル肌 オリーブオイル(酸化防止 美肌効果)
●オイリー肌 グレープシードオイル(引き締め 老化防止 敏感なときでも)
●混合肌 ホホバオイル(さらっとして浸透性が高い)
●乾燥肌 アプリコットオイル(肌への浸透性が高い)
●エイジング アーモンドオイル(栄養分が高い)
セサミオイル(酸化安定 粘性が高め)
肌悩みに合ったオイルを選び、最適なアロマオイルを選んで調合します。
アロマは、1~3種類ほどをブレンドすることもあって、お客様の肌状態の向上に努めます。
おすすめのアロマ
オイルに、美肌によいアロマオイルを数滴加えてマッサージ。
美肌のおすすめアロマをご紹介します。
●老化防止に ラベンダー(細胞成長促進作用、傷の治りを良くする効果)
●ニキビケアに ローズ(浄血作用)
ゼラニュウム(肌の皮脂を調節)
●小顔作用 ローズマリー(リンパの流れを整える)
●たるみ防止に グレープフルーツ(肌を引きしめる)
●敏感肌に ネロリ(皮膚細胞の活性を促す)
精油のブレンド例
シワ・老化防止に花の香りでアンチエイジング
フランキンセンス+ローズオットー+ネロリを適量、オイルと調合します。
フランキンセンスには皮膚細胞の再生を促進し、しわやたるみを改善します。
イエスキリストの誕生にミルラとともに捧げられたという精油です。
「若返りの精油(アロマ)」とよばれ、古代エジプトからパックにしていたそうですよ。
ローズオットーは炎症を鎮め、キメやハリを持たせ美肌効果。またリンパの流れをよくする働きもあります。
ネロリは皮膚細胞の活性を助け、加齢肌や敏感肌におすすめです。深いリラックス効果もあります。
にきび肌や脂性肌にやさしいオイル
良質なオイルに、ラベンダー+カモミールジャーマン+ヤロウ。
3種類とも炎症に効くアロマオイルです。
ラベンダーは安全で香りも良く、広く愛されています。日焼け跡のケアやトラブル肌に最適です。
カモミールジャーマンは抗炎症作用が高く、やけどや切り傷、湿疹に効きます。
ヤロウは免疫力もアップさせるので湿疹にもいいですよ。
またティートリーには殺菌作用、化のう止め効果があり、にきび肌に利用されます。
ベルガモットもにきび、脂性肌の方におすすめ。さわやかな香りでリフレッシュします。
アロマテラピーを使ったエステは、このようにお客様に合わせて、本当にきめ細やかな施術が可能です。
脳も体もお肌も深いリラックス効果と美肌効果で、自然と足がむいてしまうフェイシャルエステなんですね。