シミを消す方法:美容皮膚科メディカルエステで行われる治療法とは?
シミというのは小さいものが一つあるだけでも老けて見えますよね。ましてや大きなシミや特別濃いシミなどは女性にとって大きな悩みの種です。シミ=老人のような考えが誰でも無意識に持っているのかもしれません。美容皮膚科にあるメディカルエステなどでは、シミに対して様々なアプローチ法を持っています。
ケミカルピーリング
一つ目はケミカルピーリングです。ケミカルピーリングというと「皮膚をはがす」というイメージが先行して怖いと思う方も多いですが、実際には怖いことは何もありません。角質層や真皮層に黒い色素・メラニンがあるせいでシミとして見えてしまっているのですが、ケミカルピーリングをすることによって、肌のターンオーバーを促進し、角質層や真皮層にこびりついてしまったメラニンを上へ上へと押し上げてはがしていきます。
また、ケミカルピーリングをすると古くなった角質をはがすことが出来るので、その後に使用する美白剤などの浸透も良くなります。シミに対してのアプローチだけではなく、肌にハリが出たり顔全体がワントーン明るくなったり、ざらつきがなくなってつるつるのたまご肌になるといった嬉しい効果もあります。ケミカルピーリングをするのとしないのとでは、シミを薄くする速度は断然違いますので、ぜひ試していただきたいと思います。
イオン、超音波導入
二つ目は導入です。メディカルエステではシミに対してイオン導入器と超音波導入器を使用します。イオン導入というのは機械からマイナスの電子を放出し、水溶性の美容液を肌の深部に届けます。超音波導入器は機械にもよりますが1秒間に28,000回という超音波振動によって肌の深部に美容液などを届けます。
イオン導入で最も適しているのは、ビタミンC誘導体の美容液です。超音波導入器は水溶性のものでもジェル状のものでも、何でも導入することが出来ます。
濃くてしつこいシミに対しては、超音波導入でレチノイン酸やハイドロキノンを導入することが効果的です。レチノイン酸とはビタミンAのことです。レチノイン酸は強力な効果を発揮するので病院でしか扱うことが出来ません。エステや市販の美容液などでは、少し穏やかな効果のレチノールというものが使用されます。
ハイドロキノンも強力な美白剤(漂白剤)なので、高濃度のものは病院でしか扱うことが出来ません。これらをシミの上にだけ導入していくと、かなりの美白効果が期待できます。
シミをケアする際のポイント
ケミカルピーリングは2週間に1回、導入は毎日でも出来るものです。出来るだけ早くシミを薄くしたいときにはこれらを組み合わせて、まめにケアをするといいでしょう。
しかし理解していてもらいたいのは、シミはすぐにはなくならない。ということです。肌が生まれ変わるには最低3か月は必要です。シミが気になる、アンチエイジングが必要な肌ということは、半年以上は絶対に必要です。特別なケアを始めたからと言ってすぐに効果が出ると期待していると、がっかりしてしまいますし途中でやめてしまいたくなるかもしれません。それではいつまでたってもシミは薄くなりませんし、むしろどんどん濃くなってしまいますので、長い目で見てケアをすることが大切です。
しかもシミは少し薄くなったくらいではなかなか自分では気づきにくいものです。ケアを始める前にはシミの部分の写真を撮っておいて、3か月ごとくらいに写真と見比べるとやる気も持続するのでおススメですよ。