アザ・イボ・ホクロができる原因と治療方法
顔や身体にできたアザ・イボ・ホクロ。なんとなく気になっている、あるいはなんとかなくしてしまいたいと思うほど、気になっている、という方は大勢いらっしゃるのではないかと思います。
ホクロなどは、時としてチャームポイントともなりえますが、気にしているご本人にとっては、邪魔なものかもしれませんね。
それでは、アザ・イボ・ホクロができる原因と、治療方法について、お話をさせて頂くことにしましょう。
アザとホクロ
まずはアザとホクロについてのお話です。これらは医学用語で「母斑」と呼ばれており、「先天性母斑」と「後天性母斑」とに大別されています。
「先天性母斑」は生まれつきできているものですが、「後天性母斑」の場合には、紫外線により「メラノサイト」が活性化し、それがアザやホクロの原因となる「メラニン色素」が生成されたことにより、できる場合が大半です。
また、外部からの刺激により(衣類による摩擦など)アザやホクロができてしまうこともあります。
さらに加齢によりホルモンバランスが崩れたためにできてしまうアザやホクロもあり、これは「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」と呼ばれ、どちらかというと、イボとして扱われることが多いようです。
上記でご説明したアザ・ホクロについては、その多くは良性のもので、放置しても人体に悪影響を与えることはまずありません。
「メラノーマ」には絶対に注意
ですが、問題はそれが悪性だった場合です。それは「メラノーマ」とよばれる皮膚癌の一種で、放置しておくと生命を脅かすという、とても危険な存在なんですね。現在、日本での「メラノーマ」が原因とされる年間の死亡人数は、なんと500人!
これは、見逃すことのできない数字です。
もしもあなたにアザ・ホクロがあり、それが目に見えてどんどん増大しているのであれば、かなり危険。すぐに皮膚科か美容皮膚科の診断を受けましょう。
イボについて
最後に、イボについてのお話です。イボには、加齢が原因とされる「首イボ」や、ウィルスが原因となってできるものとがあります。
そのウィルスとは「ヒトパピローマウィルス」と呼ばれており、その種類は実に100以上もあるのだとか。ですが、ほとんどの場合良性ですので、放置しておいても、なんら危険はないでしょう。
ですが、こちらもホクロと同様、急激に増えるなどの変化が見られた場合には、皮膚科や美容皮膚科で診断を受けることが望ましいですね。
さて、それでは、アザ・イボ・ホクロの治療にはどのような方法があるのか、調べてみることにしましょう。
アザ・イボ・ホクロの治療方法
これらの治療方法として最もポピュラーなのは、「レーザー治療」です。さらに、その中でも、最近では「CO2レーザー治療」という、従来の「レーザー治療」よりも少ない痛みで受けられる治療法も台頭しつつあります。また、飲み薬が処方される場合もあります。
そして気になる費用ですが、美容外科には保険適用外となる場合が多いのに対し、皮膚科や美容皮膚科では保険が適用されることが多いようです。
できれば消してしまいたい、あるいは早期に治療を行う必要があるアザ・イボ・ホクロでお悩みの方は、皮膚科ないしは美容皮膚科で診断を受けてみて下さいね!