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ネイルアートの始まりは古代エジプト時代?マニキュアの歴史を紐解く



ネイル
 
みなさんは、ネイルの歴史をご存知でしょうか。普段ネイルを施す際に、歴史についてなどは考えないとは思いますが……実は爪に着色をする、いわゆる「ネイルアート」は古代エジプト時代から確認されていたのです。


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何千年もの昔から、女性は爪を彩る事を行ってきたのですね。どんな事を思い、どのような文化が歴史の背景にあるのか、今回はネイルの歴史についてご紹介したいと思います。

 

古代エジプト時代のネイルアート

まず、冒頭で述べた通り、ネイルの歴史は古代エジプト時代のミイラからも確認されています。地位の高い人間程ヘナなどの着色料で濃く爪に色を付けていたそうです。

ヘナというと、植物性の染料で現在でも白髪染めとして知名度の高い植物です。古代エジプト時代から、女性には欠かせない存在だったのですね。更に、古代エジプト時代のミイラには「朱色」が塗られていたそうです。呪術的な意味合いが当時はあったそうです。

 

ギリシャ・ローマ時代のネイルアート

そして、時代はギリシャ・ローマ時代になると、こちらも上流階級の間でネイルが流行したそうです。ラテン語で「マヌス(手)・キュア(お手入れ)」という言葉で、ネイルケアを呼ばれていたそうです。これがマニキュアの語源となったとも言われています。

当時の女性たちにとっての「マヌス・キュア」は華美なものではなく、非常に控えめで健康的なものを好まれていたといわれています。
マニキュアの語源は手のお手入れという意味だったとは初耳です。

 

アジアのネイルアートの歴史

アジアでも、昔から爪に色を付ける文化が確認されています。みなさんも一度は聞いた事があると思いますが、世界三大美女とも言われている中国(唐と呼ばれた時代)の楊貴妃も爪に染色を施していたといわれています。

 

日本のネイルアートの歴史

日本でも古代から、赤という色を魔除けとして顔や手の先に色を付ける儀式があったそうです。飛鳥・奈良時代には貴族たちの間で爪を赤く染めるようになり、平安時代には下級の人々まで広まったそうです。
ホウセンカやベニバナといった花の着色料で爪に色を付ける文化が確認されています。
当時の女性たちも赤く染まった爪を見てお洒落を楽しんでいたのだと思うと、時代が変わっても、同じ人間が時代を積み重ねてきてくれたのだと微笑ましく思うようになります。

 

ネイルは江戸時代の遊女にも

日本に於いて、爪を着色する文化は、江戸時代の遊女にも確認されているそうです。色っぽく見せるためにネイルが確立されていたのですね。
普段何気なく、当たり前のように楽しんでいるネイルも、歴史をたどると壮大なロマンを感じます。
これからも、世界の女性が美しくありたいと思う限り、ネイルの文化はより発展していく事でしょう。

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