どちらがお好み?人気の香水とそのセカンドラインを比較してみました
人気の香水から「2」という名前のついたセカンドラインが作られることがあります。
もともと人気だった香水なのだから二代目もと思われる方、初代は嫌いだったけど、二代目はいいなと思われる方、いろいろいらっしゃると思います。
今回は初代の香りとの比較を交えながら、私のつけたことのある二代目香水の一部を紹介します。
アラン・ドロンの香水サムライ2
一つ目は男性に絶大な人気のあるアラン・ドロンのサムライシリーズから登場したサムライ2です。
初代の誕生から15年経ち、その武士の裃をモチーフにしたハイセンスなボトルをそのままに、香りにアレンジを加え、現代に生きる日本男児に「サムライとは何か」を問いかけ、その精神を表現します。
カルダモン、ジンジャー、ベルガモットのスパイシーでそれでいてキリリと決まる大人の男性を表し、イランイランやシナモンの甘さ、官能的でセクシーな男性が訪れ、最後は言葉では表現しなくとも解る男性の優しさをサンダルウッドやベチバーのウッディ系の香りで見事に表現しています。
初代と比べるとより爽やかで、よりしなやかな男性像が浮かび上がってきます。
より洗練されたブルガリ・ブルー2
二つ目はブルガリ・ブルー2です。
初代のブルーよりは年齢層が上で、上品でクールな30代中頃辺りの男性にぴったりフィットしそうです。スパイシーさが少し控えめで、その分爽やかでセクシーな印象を受けます。
初代ブルーは甘すぎるという評判もよく聞きましたが、二代目はモダンで洗練された都会的な男性を絵に描いたような香りです。マンダリンの爽やかさ、イリスのフローラルさ、ベチバーのウッディ感、ムスクの甘さ、どれをとっても出すぎず、口では多くを語らない、背中を見てついてこいという男気すらも感じさせます。
いつまでも刺激を忘れずに、若々しい印象を放つあなたにぴったりです。
クセの少ないグッチ ラッシュ2
最後はグッチのラッシュ2です。
どちらも香りとしては「フロリエンタル」という分類になるでしょうが、前作のラッシュと比べるとクセが少ない印象を受けます。
調べた所、ラッシュ2はアジア向けに少し改良を加えたようです。なるほど、通りで日本人の感覚にもフィットするようです。
少し前作よりはライトボディになり、きれいめなファッションにも、カジュアルで着崩したファッションにもフィットしそうです。
しつこい匂いはなく、香水を初めてつけられる方や、男性でもお使いいただけます。ムスクやオークモスの奥深さが神秘的な印象を与えそうです。
私が今まで使ったことがある香水を紹介しましたが、まだまだ二代目香水はたくさんあります。自分の感性にどちらがフィットしているのか、香り比べてみるのもいいかもしれません。
そういった一つ一つから、あなたの好きな香りは見つかるはずです。