バスト整形「人工乳腺バッグの挿入」で実際に起こった事故
大人気の美容整形手術のひとつに、「豊胸手術」がありますね。現在、日本の美容外科や美容クリニックなどでは、「人工乳腺バッグ(シリコンバッグ)の挿入」、「脂肪の注入」、「ヒアルロン酸の注入」という種類の、「豊胸手術」が行われています。
中でも「人工乳腺バッグの挿入」は、「脂肪の注入」や「ヒアルロン酸注入」とは異なり、効果が永続的であり、最も希望通りの仕上がりを得ることができるということから、手術希望者には好評を博していますね。
「人工乳腺バッグの挿入」は、大きなリスクが
ですが一方で、「人工乳腺バッグの挿入」は、大きなリスクを伴う手術であることも、知っておかなければなりません。
まず、いちばん大きなリスクとしては、全身麻酔を施す手術であり、隠れた心臓疾患やアレルギーがあった場合、取り返しのつかない事態が発生しないとも限らないということです。
また、女性につきものの乳がん検診に於いては、レントゲンに異物が移ってしまう、マンモグラフィーの検査を受けることができなくなる、というような弊害を伴います。
つまり、乳がんの早期発見が遅れる危険性があるということになりますね。
そしてもうひとつ。「人工乳腺バッグの挿入」には、思いがけないリスクが隠されているんです。
「人工乳腺バッグの挿入」実際に起こってしまった事故
それでは、実際に起こってしまった事故を元に、「人工乳腺バッグの挿入」の危険性について、お話をさせて頂くことにしましょう。
それは、海外でのできごと、高度数1千メートルを飛行中の飛行機の中で起こりました。
事故に遭ったのはロシア人の女性でしたが、彼女の胸には「人工乳腺バッグ」が挿入されており、なんと、気圧の関係でバッグが体内で破裂してしまったのです。
この原因について、ある日本人・美容外科の医師は次のようなコメントを寄せています。
「これはかなり古いタイプのバッグではないでしょうか?あるいは、10年以上の年数が経過しており、劣化していたことも考えられます。また、近年ではさらにバッグの性能も高くなっていますから、飛行機の気圧や強い衝撃を受けたとしても、そう簡単に破裂することはありませんよ」
上記のコメントを、どのように解釈するかはあなたの判断にお任せします。
ですが、これから「人工乳腺バッグの挿入」での「豊胸手術」をお考えの方は、ご自身の渡航頻度などを考慮した上で、きちんと担当医に確認することが必須であるといえますね。
また、効果が永続的ではないものの、人体に最も安全とされている「豊胸手術」は、「ヒアルロン酸の注入」によるものです。
費用は余分にかかりますが、ご自身の生活スタイルを今一度確認し、はじめは「ヒアルロン酸の注入」で様子を見ておくのも、ひとつの方法ではないでしょうか?