元に戻せない美容整形もある!美容整形手術前に知っておきたいリスク
美容整形手術は、「プチ整形」と呼ばれるメスを使用しない手術と、メスや器具を使って行われる本格的な手術とに分類されています。
ところで、両者が持っている相違点には、どのようなものがあるのでしょうか?
メスを入れる手術と入れない手術、最大の違いはリスクの大きさ
「プチ整形」のほとんどは、経年により元に戻ることが多く、また、メスを使用することもありませんので、身体に傷跡が残る心配がありません。
ですが、メスを使って行われる美容整形手術には、様々なリスクが伴います。
中でも、二度と元に戻せない手術では、一生を賭けた大勝負であり、失敗した!ではすまされない、後遺症とでもいうべき事態の発生も考えられるんです。
目の周りの美容整形に伴うリスク
まずは「目の周りの手術」についてのお話です。現在、美容外科や美容クリニックなどで行われている二重まぶたの手術は、非常に安全性が高いといわれており、よほどのことがない限り、後遺症とでもいうべき症状が現れることはないでしょう。
ただし、恐ろしい話ではありますが、例外もまた、存在しているんですね。
その例外とは?
それは、眉毛のすぐ下を切開し、「まぶたのリフトアップ」を行う手術です。これは、まぶたの皮膚を切除して目の上のシワをなくしてしまおう、という手術になりますが、必要以上に皮膚を切除した場合、まぶたが引きつった状態となり、まぶたを閉じることが困難になってしまう場合があるんですね。
これはもちろん、担当医の責任です。
ですが、美容整形手術の場合には、手術前に「誓約書」を提出しており、失敗であると感じた場合でも、医師に対する賠償責任は問われないことが多いんです。
また、二重まぶたの手術と同時に行われることが多い「目頭の蒙古ヒダの切除」を行った場合には、手術後に特に問題は生じないはずではありますが、これもまた、元に戻すことができない手術として、頭に入れておいて下さいね。
深刻な脂肪吸引のリスク
さらに深刻なケースもあるんです。それは「脂肪吸引手術」で起こりがちなトラブルです。
たとえば、頬の脂肪を吸引で取り去ってしまった場合、元に戻すには、また別の身体の部位から脂肪を吸引し、頬にその脂肪を注入するという方法がもっとも適切な処置となりますが、身体全体の脂肪を吸引し過ぎており、再度の脂肪吸引が危険であると医師が判断した場合には手術は行えず、頬はそのまま。
つまり、一生「失敗した」顔のままで過ごさなければならないという、悲劇が待っていることも考えられます。
美容形成手術を行うことは決して悪いことではありませんが、このようなリスクが伴うということも、知っておく必要がありますね。