下痢と便秘とが交互に繰り返される…辛い便秘の原因と対処法
便秘というと、ただ単に便がなかなか出ないだけというイメージがあります。実はそれは違って、便秘はもう一つ違う種類があります。それが「便秘と下痢を繰り返す」という少しおかしな便秘です。心当たりがある人もいるのではないでしょうか?
このタイプの便秘の人の特徴として、
・不規則な生活
・ストレスが溜まっている
という二つが主に挙げられます。現代社会では、仕事時間によって不規則な生活になり、ストレスに晒されることも多いので、このタイプの便秘になってしまう可能性は十分にあります。
何故、このような不思議な便秘が起きてしまうのか? その原因と対処法を見ていきましょう。
現代人ならではの便秘?その特徴とは
このタイプの便秘の特徴は、
・便秘と下痢が交互、もしくは同時に来る。
・便は臭かったり、臭くなかったりする。
便秘と下痢をどちらも繰り返すのは、腸の働きがおかしくなっている、そして消化器全体の連携が取れていない証拠です。そのために、両極端な便が同時に出てきてしまうのです。
下痢と交互型の便秘を起こす原因
このタイプの便秘の原因は、
・食事のタイミングが不規則
・バランスの悪い食事をする
・ストレスが溜まってしまい、体が上手く働いていない。特に腸が疲れている。
の三つが挙げられます。
寝る時間帯がバラバラだと体のリズムが崩れてしまいますよね。それと同じように、食事のタイミングが毎日不規則だと、消化器官のリズムが崩れてしまいます。ある日は食事を7時、12時と18時に食べ、ある日は14時と22時に取るというように、毎日の食事時間が違うと、そのバラバラのリズムに消化器官もついていけません。
さらに、毎回の食事量がバラバラなのも、消化器官が仕事についていけなくなる原因です。ある時は少ししか食べないのに、ある時は大量にまとめて食べるといったバランスの悪い食事は、消化器官を混乱させてしまいます。
上の二つを人間に例えるなら、毎日の仕事のシフト時間が違って、仕事量の波が大きいといえば分かりやすいでしょうか。
そして、腸はストレスに敏感な臓器です。緊張するとお腹を下してしまうという話を聞いたことがありますよね? あれが一番いい例です。腸の調子が良いと気分も優れ、脳に異変が生じると、(ストレスに晒されている等)腸の調子が悪くなってしまうのです。
これらの三つのことが原因で、極端に水分を取りすぎた固い便と、ちゃんと消化吸収ができていない下痢の便が出てきてしまうのです。
下痢と交互型の便秘の対処法
一つ目の対処法は、できるだけ食事のタイミングを毎日同じにすることです。もしも、3食の内どこか1食を取れたり取れなかったりする場合は、いっそ抜いてしまうのもいいかもしれません。そうした方が、消化器官のバランスを崩さずに済むでしょう。
二つ目の対処法は、食事量を毎回バラバラにせず、できるだけ一定にすることです。日によってお菓子やお握りのみを食べるというような、毎日の食事量を極端に変えるようなことはやめましょう。
三つ目は、体と脳の緊張をほぐすために、湯船に浸かるのがいいでしょう。そうすることで、ストレスの改善にも繋がります。また、リラックスできる日を作ることも効果的だと思います。