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優雅なパリジェンヌが抱く香りの花束、イヴ・サンローラン「パリ」



バラ
 
1983年、フローラルの定義人、調香師ソフィアグロスマンによって手がけられたイヴ・サンローランのパリ。


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その名の通り、光の都パリの伝統を重んじ、そこに生活する優雅なパリジェンヌたちをモチーフに調光されたパリは、まさにイヴ・サンローランが同年に発表した細身の黒いドレスにピンクのリボンをあしらったドレスのようです。

 

パリの象徴を思わせる花の香り

その香りは、ベルガモット、ゼラニウム、オーべビン、ヒヤシンスなどさわやかな香りを漂わせます。そしてミモザ、ローズ、バイオレット、ミュゲなど彼女のフローラルの真骨頂が花開きます。最後はシダーウッド、サンダルウッド、ヘリオトロープ、アンバーなど、ウッディーな香りがゴージャスさと深みのある味わいを表現します。

彼女が語るには、都市的に作り上げられた香水であると言えます。ただ、花を足していっただけではなく、綿密に構成された花束を作り上げたといっていいでしょう。都市の喧騒の中に存在し、それでもなお、花として生きるパリジェンヌ、パリの象徴としてそびえるエッフェル塔をイメージします。

 

おしゃれでゴージャスなボトルデザイン

また、ボトルデザインはムラーノガラスのグラスをモデルにしてアランドゥムルグがデザインしました。そのデザインはまるでブリリアントカットされたダイアモンドのようです。パリという都市のおしゃれなイメージとゴージャスさをボトルからも体感できます。

自由な気品あふれる女性につけていただきたいパリは、正統派の貴族階級の方にも、ボヘミアンたちにも共感を得ることが出来たはずです。沈んでいた気分を一気に晴れやかにする、そんな魅力がパリにはあります。

そういった点も含め、デニムとTシャツの上にジャケットを軽く羽織ったようなカジュアルなスタイルにも、シックな大人っぽいドレスのスタイルにも魅惑的に香り、妖艶な大人の女性像を表現できるでしょう。

香りが身分もスタイルも関係なく使える、背伸びもしすぎず、格好をつけすぎず、自然にあなたにフィットしてくるでしょう。

 

華やかな花の都を象徴する香水

ローズをメインに調香し続けてきた彼女の作品は、いつの時代も常に女性のハートをがっちり掴んで離しませんでした。

いろいろな国から、いろいろな目的でやってくる都市、パリ。そこに生きる理想のパリジェンヌとして、こちらの香水は発売以来世界中の多くのファンを魅了し続けています。あなたに華やかな花の都のひとときを与えてくれるでしょう。

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この記事は当ブログのライター「ペングー」が書きました。

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